2012年04月28日放送

第653話 「毒と幻のデザイン(S)」

 米原は耕平のダイイングメッセージがSという字だったと証言。Sの続きは耕平の手で隠れて見えなかったという。殺害された息子の若松育郎以外、専務取締役の椎名正繁、チーフデザイナーの藤波純生、秘書の佐竹好実、妻の若松芹香、家政婦の米原桜子の名前のイニシャルはSだった。芹香は別荘と大阪の家の風呂場のタイルが同じだった事を報告。事件当日、パーティー後に帰ろうとする椎名、藤波、佐竹、米原を引き留めた耕平。耕平は風呂場のタイルを貼り替えた後、4人に大事な話をするつもりだったという。
 この後、他のバームクーヘンから毒物反応がでなかった事が判明する。トレイに残った2つの内の1つを掴んで食べた育郎。平次は犯人がどんなトリックを使って育郎に毒の方を取らせたかを考える。和葉は食いしん坊の育郎に大きい方を選ばせたと推理するが、バームクーヘンはきれいに8等分されていた。育郎は2つの内から奥にある方を選んだという。平次たちは長野県警の大和警部たちに別荘の事件について聞く事に。
和葉は由衣刑事に連絡して育郎の身内が東京で殺害された事を報告。平次は風呂場のタイルを見せて欲しいと頼む。目暮警部は育郎がバームクーヘンを食べた時の状況を皆に再現してもらう事に。だが、椎名たちは疲れている芹香を気遣い、芹香だけは書斎で休む事になる。この後、米原はこの家の風呂にも別荘と同じタイルと使っているとコナンたちに打ち明ける。芹香が黙っていたので、言い出せなかったという。
 コナンと平次はすぐに風呂場へ行き、上から下へグラデーションになっている菱形のタイルを見て犯人のトリックに気付く。それは俗称クレイジーダイヤモンドで、全体がグラデーションに見えるのは目の錯覚。1つ1つのタイルは全て同じモノで、犯人は色が濃いように見える文字が書かれたタイルを薄いように見える下のタイルとすり替えたのだ。その頃、別荘を検証していた大和たちも同じ事に気付く。大和たちはルミノール試薬を使って耕平のダイイングメッセージが書かれたタイルを見つけ、平次に連絡して教える。耕平が残した言葉、それは殺害された育郎を示す「SON(息子)」というものだった…。

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