2011年10月08日放送

第633話 「時の番人の刃(後編)」

 暗闇の中で刺殺された保科瑠華子。裏庭に面した窓枠やベランダの手すりには血の跡が残っていて、犯人はこの窓から裏庭に逃げだと考えられる。だが、何故か、雨でぬかるんでいる地面に犯人の足跡は残っていなかった。目暮警部は館を設計した軽辺の手や服の袖口に瑠華子の血痕が付着している事に気付いて理由を訊ねる。軽辺は倒れた瑠華子に駆け寄った時に付着したと説明する。この後、軽辺は犯行時に布がこすれるような音がしたと証言し、犯人はドレスを着た女性かもしれないと目暮に伝える。
 館の内装を手掛けた知秋は自分が疑われていると知って不機嫌に。知秋は4年前に事故死した時計技師の妹。警察は知秋が瑠華子を恨んでいると考えていた。知秋は瑠華子が刺殺された後、犯人が自分の左脇を素早くすり抜けたと証言。知秋の腕にはその時にこすれた血の跡が残っていた。この後、目暮は大時計を作った古垣の右肩に血が飛び散っている事に気付く。古垣は瑠華子が自分の右側で刺されたと説明した後、犯人はかなり太っていたと証言。瑠華子が悲鳴をあげる直前、古垣は弾力のある柔らかい体に押されたという。
 コナンはロウソクの火を消した後、すぐに明かりが点かなかった理由を訊ね、執事の青梅は瑠華子の合図がなかったからと証言する。いつもは火を消した直後に午後6時の鐘が鳴り響き、その後、瑠華子が指を鳴らして明かりを点ける合図を送っていたという。だが、6時に鳴らなかった時計。青梅は3人の時計技師が時計を調整し、全ての時計は時間通りになっていたはずだと首をかしげる。小五郎は瑠華子のそばにいた青梅が返り血を浴びていない事を不審に思う。青梅は犯人が大柄だったからかもしれないと言い訳する。
 目暮は皆の証言を参考にドレスを着て、素早く動き、太って大柄の人物を探すが、招待客に該当する人物はいなかった。コナンはベランダの手すりや窓枠に付着した瑠華子の血に注目。小五郎は事前に瑠華子の血を手に入れた犯人が窓から逃げたと見せかけるため、あらかじめ血を塗っておいたと推理する。その時、午前0時になって大時計の鐘がなる。コナンは大時計を見て何かを閃き、時の番人と名乗る犯人のトリックを見破って…。

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