2011年10月01日放送

第632話 「時の番人の刃(前編)」

 2年前から保科家当主、保科瑠華子(ほしなるかこ)の誕生日が近づくと送られてくる脅迫文。一昨年も昨年も瑠華子は無事だったが、執事の青梅岳道(おうめがくみち)は時の番人と名乗る脅迫文の送り主を突き止めて欲しいと小五郎に依頼する。小五郎は瑠華子の誕生会でボディーガードもする事に。そして、生憎の雨となった瑠華子の誕生日。小五郎、コナン、蘭が約束した午後2時半過ぎに館に到着すると、瑠華子は2分17秒遅れたと指摘する。瑠華子は異常な程、時間に厳しい人物だった。
 この後、傘を差した建築家の軽辺定悟(かるべていご)、内装デザイナーの周防知秋(すおうちあき)がやってくる。軽辺はこの館を設計し、知秋は内装を担当したという。続いて、時計職人の古垣倫作(ふるがきりんさく)が現れ、自身が作った館の大時計の調整に取りかかる。以前は古垣の古い友人が調整していた大時計。その友人とは時計技師だった知秋の兄で、4年前に事故で他界したという。
 3時ジャスト、館に飾られたたくさんの時計が一斉に鳴り出す。だが、瑠華子は1つの時計が0.5秒遅れていると激怒し、調整を青梅に命じる。瑠華子は知秋の兄の死後、代わりの時計技師を3人も雇っていた。この後、コナンたちは大時計の機械室を見学。この大時計は裏庭側にも文字盤があるらしく、コナンは文字盤の扉を開け、裏庭の井戸の前で合掌している古垣に気付く。知秋の兄は大時計の文字盤の修理中に風にあおられ、井戸に落ちて亡くなったのだ。瑠華子によれば、来週、業者が井戸を埋める予定だという。
 知秋の兄と幼馴染みだった軽辺も後で井戸をお参りする事に。知秋の兄が亡くなったのは4年前の瑠華子の誕生日だという。そして6時少し前、招待客たちが大広間に集まると、突然、灯りが消え、青梅がバースディケーキを瑠華子の前に運んでくる。瑠華子は自分の金の懐中時計で時間を確認。時刻は5時59分を差していた。瑠華子はケーキに息を吹きかけ、ロウソクの火を消すが、6時に時計が鳴らない事に腹を立てる。その直後、瑠華子は大きな悲鳴を上げる。急いで電気を点けると、瑠華子は胸を刺されて絶命していた…。

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