2011年04月30日放送

第613話 「犬伏城 炎の魔犬(姫の章)」

 恒弟会長から一文字取って、弟恵(ちかえ)になるはずだった幸姫。だが、恒弟を恨む母が嫌がって幸(みゆき)という名にしたという。恒弟は城のような屋敷に住んでいる事もあり、妻の裟臣を姫様と呼んでいたらしく、幸姫は犬伏家に来た時、裟臣の勧めで姫の字をつけて今の名前に。続けて、幸姫は養子たちの名前にまつわる秘密を語り始める。
 伸壱は出生届を出す直前に名前を変更。最初は仁(ひとし)という名前にするはずだったが、簡単過ぎるという理由から恒弟が変えたという。考子は男だったら考季、禅也は女だったら祐花、知晃は女だったら知春になるはずだったという。これは全て恒弟がつけた名前で、幸姫は亡くなった蛍慈、美我子、佐記にも別の名前があった事を明かし、コナンと平次は名前が事件と関係していると睨む。
 平次は知晃が魔犬に襲われた時に拾った布切れが魔犬のトリックに使われたと推理する。この後、コナンたちは遅い夕飯を摂り、蘭は携帯電話のTVクイズ番組を見始める。コナンと平次は番組のセットを見て、魔犬のトリックを見破り、同時に誰が犯人なのかにも気付く。その直後、布団から抜け出して倒れている裟臣が見つかる。瞳から涙を流して倒れている裟臣は、手に数珠を握りしめていた。それは8つの玉で、上から4つ目だけ小さい矢玉だった。それを見たコナンと平次は裟臣がすでに犯人を知っていたと察する。
 就寝後、トイレに行こうとする蘭と和葉。この時、蘭は養子たちの名前にまつわる話を小五郎に教える。さらに裟臣が数珠を握っていた事を知った小五郎は「南総里見八犬伝」を思い浮かべる。これは江戸時代の文豪、滝沢馬琴の長編小説で、小五郎は幸姫の玉木幸という元の名前に注目。それは小説で城主の里見家を呪った怨霊、玉梓の名と同じだった。
 小五郎は幸姫が今回の事件の犯人だと推理する。この後、和葉は寝ているはずのコナンと平次がいない事に気付く。小五郎は裟臣の看病をしている幸姫に真相を確かめようとする。だが、幸姫は「私の犯した全ての罪を、魔犬を育てたあの小屋で償います」と書かれた置き手紙を残して姿を消していた…。小五郎たちは急いで小屋に向かうが…。

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