2011年04月09日放送

第610話 「被害者はクドウシンイチ」

 小五郎、コナン、蘭がシャーロック・ホームズの「パスカビルの魔犬」の放映を見ていると、服部平次と遠山和葉がやってくる。平次は本当の魔犬退治に行こうと誘い、5年前に病死した犬伏(いぬぶし)グループ会長、犬伏恒弟について話し始める。若い頃、女グセが悪かった恒弟。恒弟が他界した後、会長と血の繋がった子供だと名乗る人が8人も現れ、妻の裟臣はその8人を自分の養子として引き取ったという。
 今度は裟臣が病気で倒れ、遺産相続を巡る事件が発生したと説明する平次。裟臣が亡くなったら養子8人に分配される莫大な遺産。最近、養子の2人が奇妙な死に方をしたらしく、崖から落ちた1人は今際の際に犬によく似た魔物に襲われたと言い残したという。和葉の母親と知り合いの養子の1人は、呪いのせいだと怖がり、遺産の相続権を放棄して犬伏家を出たという。コナンは平次と一緒にその養子だった人の話を聞きに行く事に。
 その人の名前が変わっていると伝える平次。その養子だった人は工藤伸壱(くどう・しんいち)という名前だった。コナンと平次が家の呼び鈴を鳴らすと、ホームヘルパーの虻川舟江(あぶかわ・ふなえ)が対応。伸壱は腰が悪く、今は風邪気味で眠っているという。コナンと平次は起きるまで待たせてもらう事になり、その間に虻川は買い物へ出掛ける事に。コナンたちが留守番をしていると、突然、伸壱の部屋から音楽が聞こえてくる。
 平次は伸壱の部屋の扉がガムテープで目張りされている事に気付き、体当たりして部屋の中へ。伸壱は床に倒れていて、横には七輪が置かれていた。コナンたちは現場の状況から練炭自殺ではなく、虻川が伸壱を殺害したと推理し、戻ってきた虻川を追及。すると、観念した虻川は部屋に来た時、伸壱は既に亡くなっていたと明かす。虻川は部屋の電話に犯人から洋服ダンスに伸壱を閉じこめたという連絡があったと告白。伸壱は練炭と共にタンスに閉じこめられ、殺害されていたという。虻川は息子を同じ目に遭わせると脅され、犯人の指示に従って練炭自殺を偽装した事を明かす。この後、捜査が行われ、伸壱の口から真珠が発見される。コナンたちはダイイングメッセージの可能性があると睨むが…。

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