2010年12月25日放送

第601話 「河童が見た夢(後編)」

 犯人が光羅旅館の主人、沼山を溺死させた臭い水は息子の辰彦の遺体が浮いていた溜め池の水と一致。犯人はその水を密閉できる容器に入れて旅館まで運んだのだ。犯行時刻は午前6時から7時の間。昨晩、旅館を抜け出したのは小五郎たちと野平だけだった。刑事によれば、野平はこの辺りの風景を写真に収めるため、リュックを背負って小五郎たちより先に外出。そして野平は小五郎たちより後にずぶ濡れになって帰ってきたという。
 話を聞いた蘭は雨が降ってきたので旅館に戻った事を思い出す。この後、蘭は外出した時、川の中に佇んでいた河童を見たと群馬県警の山村警部に報告する。すると、そこに徳備がやってきて、蘭の目撃談をもとに河童の絵を描くと申し出る。そして徳備は蘭に河童の特徴を聞きながら濡れたスケッチブックに河童の絵を描き始める。犯人が溜め池の水を運んだ容器が見つからない事に頭を悩ませるコナン。徳備、荒岩の荷物からはそれらしき容器が発見できず、野平は犯行時刻に編集者と電話していたというアリバイがあるのだ。
 コナンは実際にインクで絵を描く徳備を見て、インクのビンはどれもほぼ満タンという徳備の話が嘘ではなかったと認める。コナンは11年前、川で流された辰彦が海パン1枚だった事も引っ掛かっていた。事故が起きたのは寒い12月。辰彦は所々緑色の汚れが付着した靴を履いていたため、コナンは寒中水泳をしていた可能性も低いと考える。この後、徳備が描いていた河童の絵が完成。絵を見ようとしたコナンは置いていた水差しを足で倒してしまう。この時、コナンは転がった水差しを見て、誰が犯人なのかに気付く。
 コナンは小五郎ではなく、異星人(河童)の犯行と騒ぐ山村に向けて麻酔銃を発射。コナンは変声機を使い、山村として解決劇を始める。今回の事件のポイントは沼山を溺死させた溜め池の水。水桶で人を溺死させるには1リットルの水が必要。つまり溜め池の水1リットルを旅館に持ち込んだ人物が犯人なのだ。だが、徳備と荒岩が1リットルの水を持ち込むのは不可能と判明したばかり。野平には犯行時刻に確かなアリバイがあるのだ。小五郎がその事を指摘すると、コナンは山村の声を操り、事件の真相を明らかにしていく…。

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