2010年12月18日放送

第600話 「河童が見た夢(前編)」

 小五郎はコナン、蘭を車に乗せ、群馬県朽橋村の光羅旅館へ向かう。立里三可という差出人から小五郎のもとに11年前にかけられた殺人の罪の無実を証明して欲しいという手紙が届いたのだ。途中、車の前に画家の徳備六朗(とくび・ろくろう)が飛び出してくる。小五郎は旅館まで乗せて欲しいと頼む徳備を同乗させる。徳備は昔、近くの小学校で教師をやっていた事を明かし、生徒の墓参りに寄って欲しいと小五郎に頼む。
 他界したのは沼山辰彦という生徒で、川に流されて溺死したという。川岸にある墓では徳備の教え子で辰彦の同級生だった荒岩一揮(あらいわ・かずき)が手を合わせていた。この日は辰彦の命日なのだ。数段の小岩を積んだ墓は当時のクラスの仲間が作ったもの。本当の墓ではなく、辰彦の思い出の品などが埋められているという。事故が起きたのは手紙に書かれた殺人事件と同じ11年前。川底の岩の間に辰彦の靴が挟まっていて、警察は辰彦の足が岩に挟まり、鉄砲水に流された事故として処理したという。
 荒岩はこの墓にその時の靴を埋めている事を明かす。その直後、徳備が足を滑らせ、助けようとした荒岩と共に川へ落ちてしまう。徳備と荒岩は川岸に上がるとバッグを広げて中身を確認する。そこに辰彦の父で光羅旅館の主人、沼山伴蔵(ぬまやま・ばんぞう)が現れる。沼山は辰彦の事を忘れろと徳備と荒岩を睨み付けて去っていく。荒岩によれば、旅館は高台にあり、沼山は双眼鏡を使って辺りを見張っているという。旅館に到着後、小五郎は立里三可という宿泊客がいるかを番頭に確認。番頭は泊まっていないと答える。
 そこにルポライターの野平坊介(のひら・ぼうすけ)が現れ、事件はあったと発言。河童が犯人という話もあるらしく、野平は12、13年前にはこの辺に河童の目撃談があり、テレビや雑誌が取材に来たと説明。この旅館も繁盛したという。話を聞いた蘭は立里三可の文字を組み合わせると河童になる事に気付く。夜、蘭はコナン、小五郎と共に落とした携帯を探すために川岸へ。蘭は携帯を見つけた直後、河童を目撃する。そして翌朝、事件は発生。旅館の屋根裏部屋で沼の底に引きずり込まれたかのような沼山の遺体が発見され…。

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