2010年12月04日放送

第598話 「湯煙密室のシナリオ(後編)」

 女湯で脚本家の鉄山厳治が殺害される密室殺人事件が発生。犯人は前日から露店風呂の死角に潜み、翌朝やってきた厳治を殺害したと考えられる。容疑者は女優の名取深汐、そのマネージャーの丹沢純作、俳優の寺堂雲平の3人。雲平は昨晩、厳治がロビーで電話していた内容を聞いた事を明かす。厳治は君が気に入らないなら主役の男を代えてもいいと話していたらしく、雲平は深汐が色仕掛けで厳治を女湯に誘き出したと推理する。
 横溝重吾警部が問い質すと、深汐は厳治と電話していた事を認める。厳治に言い寄られていた深汐は朝一番で女湯に来たら一緒に入ってあげるとウソをついた事を告白。厳治のセクハラには多くの女優が迷惑していたという。雲平は純作にも殺害の動機があると証言。5年前、純作は厳治に映画の主役を突然降ろされ、それ以来、役者をやっていないという。だが、純作は恨んだ事もあったが、今は色んな経験ができて感謝していると反論する。
 この後、脱衣場で水が入ったお茶のペットボトルが発見される。現場周辺の湖の水面にはマッチの燃えかすが浮いていたという。続いて、重吾は湖上露天風呂の入口にいる従業員から話を聞く。従業員は最初に厳治が風呂に来て、その次にコナンたちが来たと証言。厳治は1番風呂が好きらしく、宿泊する時は早めに通していたという。そして、新たに厳治の指輪が1つなくなっている事も判明。犯人が凶器と共に湖に捨てたと考えられる。
 部下から容疑者3人の部屋に引っ掛かる点があったと報告を受ける重吾。部屋の灰皿から大量のマッチの燃えかすが見つかった雲平はタバコの火をつけただけと説明する。部屋のバッグに手袋の左手だけを入れていた純作はゴルフグローブだから左手だけ持っていたと言い訳する。深汐の部屋のゴミ箱からは割れたワイングラスが見つかり、机の上には数ページだけクシャクシャにした台本があったらしく、深汐は役作りのためと説明。台本に書類を破り、グラスを相手に投げつけるシーンがあったという。コナンは役に集中してなりきるという深汐の言葉をヒントに事件の真相に辿り着く。そして、コナンは変声機を使い、現場にやってきた阿笠の声を借りて解決劇を始める…。

back
next