事件ファイル

事件ファイル
2002年7月1日(月)放送

第284話 「中華街雨のデジャビュ(前編)」

蘭が福引で食事券を当てたので、小五郎は蘭とコナンを連れて横浜・中華街へと車を走らせる。車中で蘭は雨の景色を見ながらある男のことを思い浮かべていた。バスジャック事件で会った赤井という男。前にも会ったことがある。見なれない街の裏通りで、雨の中に立っていた。それがどこなのかは、分からない。新一も、哀しい顔をして同じように雨の中に立っていた。最近、よく思い出すこの光景。蘭にはその意味が分からない。

目的の店に着き、食事券を使おうとした小五郎は、従業員に断られてしまう。納得のできない蘭と小五郎は従業員と口論になり、蘭は思わず空手の蹴りを繰り出し、説明を求める。コナンたちは日曜祝日は使えないと小さく書いてあるのを見逃していたのだ。

3人が途方に暮れていると、店内で食事中の客が声をかけてきた。川端という映画プロデューサーがコナンたちを自分たちの席に招待し、食事をご馳走してくれるという。訳の分からないまま招待に応じた3人に、川端は蘭を映画のヒロインにスカウトしたいと言い出す。映画に出てスターになれば芸能人や有名スポーツ選手にも会えるし、世界中にロケで行くこともできるという川端の口説き文句に、小五郎とコナンは乗り気になり、蘭もその気になってくる。必死で蘭を口説く川端とは逆に、同席している監督の磯上、原作者の北浦、助監督の伊東は「やるなら覚悟を決めたほうがいい」と、映画出演の厳しさを口にし、蘭のやる気を削ぐようなことを言う。体調が悪そうな蘭を心配して、コナンは早く帰ろうと言うが、蘭にも聞き流されてしまう。

と、突然、北京ダックを食べた川端が喉元を押さえて苦しみだし、円卓の上に倒れ込んだ。川端は死亡し、死因は青酸カリによる窒息と推定される。

捜査に当たったのは、静岡県警の横溝警部の弟で、神奈川県警の横溝重悟警部だった。横溝警部は探偵を目の敵にしているようで、小五郎にも冷たい態度をとる。横溝警部は川端と一緒に食卓を囲んでいたメンバーの中に犯人がいると断定し、小五郎が一番怪しいと決めつける。