2002年07月15日放送

第286話 「工藤新一NYの事件(事件編)」

横浜・中華街で事件を解決したコナンだったが、蘭が高熱で倒れてしまう。薄れゆく意識の中で、蘭の脳裏に黒い帽子の男・赤井、新一のこと、米人女優シャロン・ヴィンヤードのイメージが浮かんでくる。

蘭は以前に赤井に会ったのがニューヨークで、新一と一緒にシャロン・ヴィンヤードと事件に遭遇した時だったのを思い出す。あれは新一と二人でアメリカに住む新一の両親に会いに行ったときのことだった。ニューヨークの街を新一の母・有希子の運転するジャガーが疾走していた。有希子がブロードウェイで評判のミュージカル「ゴールデンアップル」のチケットを入手し、劇場に向かっているのだ。

突然、有希子が焦り出す。サマータイムになっていたのを忘れていたというのだ。開演1時間前に劇場で待ち合わせをしているという。「ゴールデンアップル」の開演は夜8時、1時間前といえば、もう間もなくだ。有希子は蘭と新一に覚悟を促し、猛スピードでジャガーを飛ばす。ニューヨークの街には若い女性を襲う通り魔が出没し、警戒のためパトカーが走りまわっている。有希子は構わず爆走を続け、ファントムシアターに到着した。「問題なくちゃんと着いたじゃない」と微笑む有希子だったが、追ってきたパトカーに捕まり、スピード違反をとがめられる。窮地に陥った有希子は、知り合いのニューヨーク市警のラディッシュ警部に救われる。

が、ラディッシュは変装した女優・シャロン・ヴィンヤードだった。有希子のジャガーが猛スピードで暴走しているという警察無線を聞いたシャロンが一計を案じ、映画のロケと偽って有希子たちを救出したのだという。シャロンはアメリカの大女優で、有希子の昔なじみでもあった。蘭は感激し、「神様に感謝しなくちゃ」と叫ぶが、シャロンは「神様なんているのかしら?」と表情を曇らせる。「私の人生は不幸の連続」とシャロンは言い、女優デビューした当日に両親を火事で失い、アカデミー賞のオスカーを取った翌日に夫が病死、娘のクリスとも仲違いしたまま疎遠になっていると話す。

シャロンの案内で楽屋を訪れた新一たちは、有希子がテレビの特捜番組にゲスト出演したのがきっかけとなり、『ナイトバロニス』と呼ばれる女探偵として評判になっていることを知る。

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