事件ファイル

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2002年10月21日(月)放送

第297話 「法廷の対決II 妃VS九条(前編)」

蘭は小五郎と別居中の弁護士の母・英理を温泉旅行に誘うつもりで事務所に訪ねるが、英理は検察のマドンナ・九条玲子検事の担当する事件の被告の当番弁護士を引き受けるつもりでいるらしい。英理と小五郎を復縁させたいという蘭の願いは今回も叶えられそうにない。

事件は不動産業の事務所で社長の他殺死体が発見されたというもので、室内に残されていた指紋と遺留品から事務所荒らしの常習犯の井上隆志が逮捕されたというもの。井上は空き巣の現場を社長に見つかり、争いになり社長の頭をガラスの灰皿で殴ったと自供。単純な傷害致死事件と思えるが、コナンは九条が強盗殺人罪で井上を起訴していることに疑問を持つ。英理も九条がこんなことで初歩的なミスを犯すとは思えないといぶかりながらも、被告に面会する。

井上は社長の大津を殴ったことは認めるが、金庫から奪ったとされる1,200万円の現金については知らないと言い、殺意はなかったと主張。英理は井上の言葉を信じ、傷害致死罪が相当として九条と争うことを決断する。

公判が始まり、九条は被告が殺意はなかったと主張するのを真っ向から否定。偶然大津不動産に盗みに入っただけで、大津社長に何の恨みもなかったというのは間違いで、被告の20年前に離婚した妻との間に一人娘がおり、その紀子と大津社長は愛人関係にあったことを明かす。 九条は井上がこのことで大津を恨んでおり、現場のビルに侵入したのは偶然ではないと主張する。九条は傍聴席に紀子を呼んでいて、必要とあらば証言させる用意があると言う。九条の隠し玉はこれだったのだ。英理にライバル心をむき出しにする九条は、英理に向かって「弁護を引き受けたことを後悔させてあげます」とでも言うように微笑を浮かべる。

公判の後で、英理は紀子に話を聞き、井上が紀子と大津との関係を知っていたことを確認した。紀子は「父は盗人のろくでなしだけど、人を殺せるような人じゃない」と言い切るが、この裁判で英理が圧倒的に不利な立場に立っていることに変わりはなかった。

蘭は何とかして父の小五郎に英理の手助けをしてほしかったが、小五郎は「動機、物証があって、金庫のダイヤルに指紋まで残している。これでどうやって弁護するって言うんだ!?」と、そっけない。だが、散歩だと外出した小五郎をコナンがつけていくと、現場のビルに入っていく。そこには英理もいて、コナンと3人で殺害現場を検分し、管理人から話を聞いた。

管理人の秋山は、大津の娘婿・有馬と一緒に社長室のドア上部にあるのぞき窓から大津が殴られる瞬間を見たという。コナンたちは有馬が持ってきた鍵で社長室に入る。

コナンは、井上が大津を殴り倒した位置に小五郎を立たせ、のぞき窓から中を見てみる。