2008年10月20日放送

「怪盗キッドの瞬間移動魔術」

園子の叔父で鈴木財閥相談役の次郎吉は部下たちを怒鳴りつける。次郎吉は怪盗キッドから宝を守る計画を部下たちに考えさせたが、納得いくものがなかったのだ。次郎吉は伝説のミュール、紫紅の爪(パープルネイル)を餌にキッドを捕まえようと考えていた。この後、次郎吉は部下との会話からキッドが高い所ばかりに出没する事を思い出し、ある名案を思いつく…。

 そして、舞台は東京・銀座へ。上空にはヘリコプター2機が上昇し、交差点の真ん中にはミュールを置いた展示台とそれを囲む警備員4人の姿。その周囲をコナン、蘭、小五郎、園子を含む大観衆が取り巻いている。中森警部は隙だらけの展示場所ではキッドの餌食になると次郎吉に詰め寄る。だが次郎吉はキッドの翼をもぐため、あえてハングライダーで飛び立てない地上を選んだのだ。この日、次郎吉は朝刊にキッドへの挑戦状を掲載していた…。

 この後、次郎吉がスタッフのいる車へ移動すると、上空にハングライダーに乗ったキッドが出現。交差点角のデパート屋上では日売TVがその様子を実況していた。キッドは煙を吹いてボンと破裂。煙が薄れると、キッドは展示台の上に降り立っていた。皆はキッドが飛び降りたと驚くが、コナンはラジコンで飛ばしたダミーを爆発させた事を見破る。キッドは皆の目が奪われている隙に群衆の中から展示台に飛び乗ったのだ。

 ファンの歓声が響き渡る中、キッドは時間なくて予告状を出せなかった事を謝罪する。その時、次郎吉は指示を出し、スタッフが4つのスイッチをオン。すると、地面に長く伸びた袋状のモノから網が飛び出し、交差点を四角く囲い込む。網の高さは約20メートルあり、脱出は困難。次郎吉は勝利を確信して高笑いする。だが、キッドはミュールを奪い、こうなる事は想定済みだと微笑む。そしてリポーターが脱出法を聞くと、キッドはテレポーテーションと宣言する。

 この後、中森はキッドに飛びかかり、警備員もキッドのマントに手を伸ばす。が、キッドは一瞬早く煙を出して姿を消してしまう。コナンは群衆に紛れ込んだと推理。次郎吉はダミーのミュールに付けた発信器の位置をスタッフに確認し、網付近の警備を固める。すると、キッドのカードが上空からコナンの足元に落ちてくる。カードには発信器が貼り付けられ、裏には「Three」の文字。さらに「Two」「One」というカードが連続して空から落ちてくる。

 すると、デパートの電光掲示板の前で煙が上がり、煙の中からキッドが現れる。キッドは宣言通り、デパートの屋上に瞬間移動していた。ミュールの片方がダミーだと気付いたキッドは明晩この場所にもう片方の本物を用意して欲しいとTVカメラを通して次郎吉に訴える。この後、キッドは屋上からハングライダーを使って空へ。コナンはサッカーボールを蹴り、キッドのモノクルを弾き飛ばす。キッドは地上のコナンに気付くが、そのまま飛び去っていく。

 次郎吉邸の執務室に集まったコナン、次郎吉、中森、小五郎、蘭、園子。次郎吉はキッドが瞬時移動したトリックを考える。次郎吉は交差点の四隅のビルを1日借り切り、出入り口を全て封鎖しており、エレベーターでの移動は不可能だった。コナンはキッドが仲間と連携してミュールだけ屋上に持っていったと推理。だが、次郎吉はこの推理を否定し、警備員の1人を部屋に呼ぶ。
その警備員はキッドが消える直前に群衆が殺到した時、群衆の1人が持っていたハンバーガーのケチャップが手に付着したという。警備員はその手でキッドのマントを掴んだらしく、次郎吉は屋上にキッドが現れた時の映像を流す。マントには赤い手形がついていた。つまり、地上と屋上のキッドは同一人物。キッドは20秒足らずで地上から30メートル上の屋上へ瞬間移動したのだ。

 翌朝、少年探偵団はキッドの話題で持ちきり。コナンは瞬間移動のトリックを暴くと目を輝かせる。そして夕方…。銀座の交差点のミュールが置かれた展示台は、すでに四角い網で仕切られ、その中には機動隊員の姿。次郎吉はTV局も閉め出し、中森とも協力し、なりふり構わずキッドを捕らえようとしていた。 この後、黒い革ジャンの男が奇妙な銃を発砲し、カードが付いたパラシュートが出てくる。そこからキッドの音声が流れ、今夜のマジックショーの中止を伝える。間近で観る観客もTVカメラもないのでテンションが上がらないという。

 中森は群衆に紛れ込んだキッドを捜せと機動隊員に指示。コナンは昨晩の事を振り返るが、カード3枚を放ちながらビルの中に入ったり隠れたりする事は不可能。コナンは姿を隠さず、誰にも気付かれずに短時間で屋上へ移動したトリックを考える。この後、群衆に紛れたキッドは皆を扇動し、群衆は網の中へなだれ込む。さらにTV局スタッフの要求が通り、屋上からのTV中継も再開される。コナンはこの状況にしないと出来ないトリックだと睨む。その時、コナンの後頭部に銃が突きつけられる。それは帽子を被ったキッドだった…。

 だが、コナンはオモチャの銃と気付いて全く怯まない。すると、キッドはサーストンの法則の事をコナンに質問。それはマジックでやってはいけない3つのタブーの話。同じマジックを繰り返すと、見破られる危険性は高まるが、キッドはそのタブーを犯しても見破られなければ最高の奇術になると自信をみせる。この後、キッドは再び銃を発砲し、ショーを開演する事を宣言。群衆から大歓声が巻き起こる。TV局はキッドが現れるまで昨夜のVTRを放送。コナンは瞬間移動の時の映像を見て何か重要な事に気付く。VTRに映るデパートの電光掲示板には下から上へと「大好きな女性大募集」という文字が流れていた…。

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