事件ファイル

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2003年10月20日(月)放送

第338話 「4台のポルシェ(前編)」

灰原哀が風邪を引いて寝込んでしまった。しかも高熱を出し咳もひどい。彼女の身体を心配したコナンと阿笠博士は、哀を連れて東都デパートの中にある診療所へ向かった。だが、病院に電話を入れると患者が立て込んでおり2時間待ちになるという。仕方なく病院に予約を入れ、コナンたちは東都デパートで食事をしようと地下駐車場に車を入れた。

目の前には3台ものポルシェが並んでいる。その時、1台のポルシェに目がとまった哀が動揺した。ポルシェ356A、黒の組織のジンと同じ車だったからだ。だが、ジンの車とは色が違うことをコナンが指摘する。そこへ、3台並ぶポルシェの間の空いているスペースに、さらにもう1台、4人の男性が乗るポルシェが駐車してきた。

興味を抱いたコナンが、このポルシェを運転していた暮木に聞いたところ、どうやらポルシェのオーナーたち4人は暮木の車に同乗してゴルフに行ってきたというのだ。先ほどのポルシェ356Aのオーナーが布袋、そして泰山の車はポルシェボクスター、暮木の車はポルシェ911で、この911の中で泥酔している伴場の車はポルシェ928だという。泥酔して眠っている伴場を残し、暮木たちは東都デパートの中に入っていった。

コナンたちも具合の悪い哀を車に残してレストラン街へ向かっていく。そこで偶然、蘭と園子、そしてジョディ先生と出会う。驚くコナンたちに行列のできる店を取材にきた女性のテレビレポーターが声をかけてきた。テレビカメラに自分の姿を映されたコナンは身の危険を感じ、慌てて地下駐車場へ戻っていく。すると暮木の悲鳴が駐車場内に響き渡った。ポルシェの中で伴場が絞殺されていたのだ…。