事件ファイル

事件ファイル
2008年12月22日(月)放送

 「怪盗キッドの驚異空中歩行」

鈴木財閥の相談役、次郎吉は新聞の一面を使って“ビッグジュエル『大海の奇跡』が欲しくば、取りにこられたし”という挑戦状を怪盗キッドに叩きつけた。まもなく、キッドから返事のメールが届く。しかも決行日の前日に歩いて下見に来るというのだ。当日何台ものヘリコプターと警備が見守る中、キッドは宙に浮かんで現れ、コナンも唖然としてしまう。

園子の父のいとこであり鈴木財閥の相談役、鈴木次郎吉が怪盗キッドに挑戦状を叩きつけた。「怪盗キッドに告ぐ。貴殿が所望するビッグジュエル『大海の奇跡』を潮留に在する我が大博物館の屋上に設置した。手中に収めたくば、取りにこられたし」という見出しを新聞の一面を使って載せたのだ。大海の奇跡とは、ブルーワンダーと呼ばれる黄金の女神像が持つ伝説のアクアマリーンのこと。どうやら次郎吉は何か怪盗キッドに恨みがあるらしい。小五郎もあきれ気味だが、何とメールで怪盗キッドから返事が届く。しかも、決行日の前夜に歩いて下見にくるという。
 当日、博物館の屋上に黄金の女神像が持つ宝石が光り輝く。上空には次郎吉のヘリコプターが何機も舞い、中森警部の指示する警官たちで物々しい雰囲気だ。だが、同時に多くの野次馬もきていた。
 次郎吉はヘリからの映像と博物館内に備え付けた100台ものカメラで、キッドを待ち受ける。そこにハングライダーに乗ったキッドが現れた。やがて消えたかと思うと、ビルとビルの間に宙に浮かんでいるキッドを発見。キッドは歩いて博物館に近づいていったが、直前で煙と共に忽然と消えてしまう。唖然とするコナン。
 翌日、博物館前はキッドの出現を待ち望む観衆であふれかえった。次郎吉は前日以上に博物館上空にヘリコプターを飛ばし、キッドを待ち構える。コナン、蘭、小五郎は次郎吉が借り切ったビルの屋上の特等席でキッドを待っていた。すると予告時間ぴったりに再び煙と共にキッドが現れ…。