事件ファイル

事件ファイル
2019年6月22日(土)放送

第944話 「いいね。の代償(前編)」

 コナン、光彦、歩美、灰原は米花中央病院に搬送された元太のお見舞いに行く。元太が同じように事故に巻き込まれた無職の大坪菊英と劇団員の神楽澄人と話していると、会社員の河内山豪、劇団員の伊部遥が神楽のお見舞いに来る。河内山は事故に遭ったのに神楽を嬉しそうに撮影する。銀行に1本の電話がかかってきたのは約1時間前。それは銀行に仕掛けた爆弾を1分後に爆発させるという電話だった。

 客や行員たちは我先にと外へ逃げ出し、銀行前を通りかかった元太たちが巻き添えを食ってケガしたのだ。電話はすぐ近くの公衆電話からかけられたものと判明したが全くのデタラメだった。銀行は被害者たちに治療費や見舞い金を支払うと約束したという。コナンは事故に遭ったのに嬉しそうな理由を神楽と河内山に訊ねる。半月前、神楽は道を歩いている時に工事現場の不発弾の爆発に巻き込まれていた。

 神楽は工事業者から相当な見舞金をもらって借金を一気に返済。河内山は爆発に巻き込まれた神楽をネタにした写真をSNSにアップして、たくさんの“いいね”をもらっていた。今回も神楽は見舞金をもらえ、河内山は“いいね”を稼げるので嬉しそうなのだ。河内山は狸ポン吉というアカウント名を使っている事を明かし、それを聞いた大坪は忌々しげに河内山を見つめる。

 神楽と河内山は昔からの親友で、神楽と遥は同じ劇団に所属。3人はいつも一緒に遊んでいるという。皆が退院する時、コナンは大坪と知り合いなのかと河内山に質問。河内山は知り合いじゃないと答える。この後、コナンたちは誰が銀行にウソの電話をしたのか調査を開始。コナンは神楽が半月間で2度も同じような目に遭った事が気になる。コナンは見舞金に味をしめた神楽が銀行に電話をかけ、巻き添えの被害者を装った可能性もあると考える。コナンたちは手分けして神楽と大坪を調べる事に。

 歩美と灰原は神楽を尾行し、元太と光彦は劇団主宰者の出羽恥一朗が営む喫茶店を訪ねる。出羽はまたおいしい巻き添え被害に遭いたいと神楽が話していた事を明かす。コナンは大坪のアパートを訪れ、隣人の安川シロから話を聞く。大坪は“いいね”を稼ぐ事が生き甲斐で、狸ポン吉をライバル視していた事が明らかに。3日前、大坪は運の悪い神楽を尾行すれば、また不運な目に遭うからネタにできると話していたという。大坪が銀行前で不運な事故に巻き込まれたのは神楽を尾行していたからだった。

 この後、コナンは元太たちと合流し、それぞれ調べた内容を報告し合う。元太や光彦は神楽が犯人だと疑うが、コナンは決定的な証拠がないと考えていた。尾行していた大坪は神楽が銀行に電話をかける姿を目撃した可能性があり、コナンたちは明日にでも大坪に会って話を聞く事にする。だが、翌朝、公園で頭を殴られて殺害された大坪の遺体が発見されて…。