事件ファイル

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2018年10月13日(土)放送

第917話 「恋と推理の剣道大会(後編)」

 全国高等学校春季剣道大会が東都体育館で開催され、服部平次は準決勝まで勝ち進む。準決勝、決勝前の昼食休憩中に審判員の抜谷士道が喉元を斬られて殺害される事件が発生。現場にいた盲目の老人、安岡克成は犯人が犯行後にトイレに行ったと証言。トイレにいた法村稔司、横手恒之、定森朱音にはそれぞれ抜谷を殺害する動機があった。佐藤刑事は大会を中止にしようとするが、優勝して和葉に伝えたい事がある平次は反対。佐藤は再開される午後2時までに事件が解決すれば中止しないと約束する。

 殺害される前に「カッターナイフが血で汚れてしまって、切れなくなったから、代わりのヤツを持ってきてくれ」と電話の相手に話していた抜谷。凶器のカッターナイフは見つかっておらず、佐藤は容疑者3人の持ち物を調べる事に。稔司は竹光袋を持っていて、中にはバラされた2本の竹光、鍔、墨汁が入っていた。佐藤は墨汁を持っている理由を訊ね、稔司は審判員として対戦表の負けた選手の名前に墨を入れるためと答える。朱音のディパックにはチョコレート、ソーイングセットが入っていて、コナンはチョコの一部が溶けている事に注目。朱音は上着のポケットに入れていたため、体温で溶けたと話す。

 恒之はスマホ、財布、家の鍵などを所持していた。この時、恒之のスマホに着信があり、佐藤が電話に出る。電話の相手は「カッター好きの女の子か?」と佐藤に質問する。佐藤が恒之に疑いの眼差しを向けると、恒之はヨットのカッターの話だと慌てて否定する。話を聞いた克成は抜谷がカッターナイフではなく、カッターと言っていた事を思い出す。結局、3人ともカッターを持っていなかった。

 高木は抜谷のバッグの中身についても鑑識課員に確認。抜谷のバッグに入っていたのは財布、タオル、スマホ、雑誌、空になった胃腸薬の小袋だった。抜谷の口の周りには胃腸薬が少し残っていて、鑑識課員は胃腸薬を飲んだ直後に首を斬られたと考える。高木はトイレでカッターナイフの刃を折るような音は聞こえなかったかと3人に確認。3人は防具などを窓から外に放り投げる音がしたと証言。その後、ガリガリと何かを削るような音も聞こえたという。

 沖田は犯人が着ていた剣道着を調べ、血の付き方が引っかかる。垂れの際まで血は飛んでいるのに袴の表には血は付着していなかった。だが、袴のお尻辺りには血が付着しているのだ。沖田は抜谷の顔を見て、準決勝の時に副審をしていた事を思い出す。沖田に突きをされて飛ばされた対戦相手は副審の抜谷と激突。抜谷は鼻血を出してしまったという。克成は平次の話を聞いて抜谷が関西弁を使っていた事を思い出し、それを聞いた平次は抜谷の奥さんが体育館に向かっているのは着替えを届けるためかと確認。鑑識課員がそうだと認めると、平次は3人の中の誰が犯人か、何を使って殺害したかを見破って…。