事件ファイル

事件ファイル
2018年6月23日(土)放送

第905話 「七年後の目撃証言(前編)」

 午後2時、小五郎、コナン、蘭はビールの品揃えが豊富なペンション、鳩笛荘に宿泊するため、奥穂駅にやってくる。鳩笛荘はビール王子ことタレントの南北家オー太郎もオススメするペンションだった。この後、鳩笛荘の従業員、大原慎介が車で駅まで迎えに来る。コナンたちは他の宿泊客のウェブデザイナーの井出正也、文具メーカーOLの藤吉比呂子、タウン誌ライターの城ヶ根徹と共に車に乗り込む。

 鳩笛荘では支配人の友里朝子、娘の友里未央奈がコナンたちを歓迎する。コナンはダイニングにあったカウマグが何か気になる。カウマグは牛の胃の中に入れ、草と一緒に飲み込んだ金属片を吸着させる強力な磁石だった。月1で泊まりに来るというオー太郎がやってきた後、藤吉は着ているシャツのワッペンの事を井出に訊ねる。このワッペンは7年前に放送していた特撮ヒーロー、彗星仮面ビューンのエンブレムだった。ビューンが地球征服を目論む彗星魔王ダイアークから地球を守る話だという。井出がリュックからビューンのお面を取り出して被ると、未央奈はトレイを落として激しく動揺する。

 この後、未央奈はコナン、蘭、藤吉を近くの吊り橋まで案内する。吊り橋の下の池では奥穂署の村松刑事が捜査をしていた。溺死した男性の遺体が発見されたのだ。夕食後、コナン、蘭、未央奈がカウマグと王冠(栓)で遊んでいると、そこに村松がやってくる。村松は池で絶命していた男性の写真を皆に見せ、見覚えがないかを確認する。男性はオー太郎と3年前までコンビを組んでいた元相方の南北家キュー次郎だった。今、芸能記者のキュー次郎はオー太郎の事をいろいろ調べていたという。

 村松はキュー次郎の死亡推定時刻である正午から1時頃のアリバイを皆に訊ねる。オー太郎は都心から車でこちらに向かっていたと証言。井出は小五郎と同じ電車、城ヶ根はバスで移動中だった。藤吉は小五郎たちより1時間早い電車で来て、駅周辺を散歩していたという。村松はキュー次郎の所持品にビューンのカードがあった事を皆に教え、未央奈はそれを聞いて、また具合が悪くなる。

 井出は7年前に杯戸町で金融業者が殺害され、大金が盗まれた事件の事を思い出す。犯人はビューンとダイアークのお面を被った2人組だった。この事件には小さい女の子の目撃者がいたという。話を聞いていた未央奈は倒れて寝室に運ばれる。就寝時間、コナンはこれまでの事を整理し、未央奈が7年前の目撃者だった可能性が高いと睨む。その時、藤吉が小五郎たちを呼びに来る。遺体の肺から検出された水が池のものではなく、都心部で使用されている水道水と判明したのだ。村松たちはオー太郎の犯行は可能と判断し、オー太郎を再度聴取するために部屋を訪ねる。オー太郎の部屋は閂(かんぬき)がかかっていて、蘭がドアを蹴り破って中に入るが…。オー太郎は仰向けに倒れて絶命していた。