事件ファイル

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2018年5月26日(土)放送

第903話 「似た者同士が犬猿の仲」

 コナン、小五郎、蘭がレストランでランチを食べていると、店内に怒鳴り声が響き渡る。日売スポーツ記者の橋爪明と同僚の加賀爪弘が言い争いを始めたのだ。コナンたちの後ろの席では同僚の桑名君子と後輩の細田信吾が2人のケンカに呆れていた。2人は仲が悪いのに持ち物、服装、仕草など、何から何までソックリだった。この後、橋爪は荷物をまとめて店を出て行き、加賀爪は残されたタンブラーを思いつめたように見つめる。コナンは橋爪が間違えて加賀爪のタンブラーを持ち帰った事に気付く。

 小五郎は2人が関わった事件を思い出す。1年前、大会社の社長が病死した後、遺言状が消えたために遺族は対立。週刊誌の日売スポーツは遺族をさかんに煽り、親族同士による殺人未遂事件にまで発展した。その日の夜、川原で加賀爪の遺体が発見される。死亡推定時刻は夜7時から9時の間。死因はタンブラーのコーヒーに混入された青酸化合物による中毒死の可能性が高かった。

 翌日、犬猿の仲だった橋爪は重要参考人に。加賀爪のタンブラーから橋爪の指紋が検出されたのだ。コナンは橋爪が加賀爪のタンブラーを間違えて持っていった事を高木刑事に教える。橋爪は昨夜7時から9時は芸能人の不倫現場を張り込んでいたと証言。橋爪はその時に訪れた宅配便の配達員の特徴を覚えていた。コナンと高木は橋爪が張り込んでいた高級マンションを訪れる。コナンは橋爪が三脚カメラで動画を撮影したまま事件現場に向かい、後から動画を確認してアリバイを主張したと睨む。

 この後、加賀爪のパソコンのUSBメモリーから橋爪を殺害する計画書が見つかる。その計画書は殺害方法もアリバイトリックも今回の犯行と全く同じだった。書かれていた犯行の手口は取り違えたタンブラーに毒物を入れて相手に返し、言葉巧みに乾杯して毒殺するというもの。その後、仕事に行き詰って自ら命を絶ったという追悼記事を書く結末だった。高木は橋爪がこの計画書を見て逆上し、同じ方法で殺害したと推理する。事件は解決したかと思われたが、コナンは何かが引っかかっていた。

 この後、橋爪のUSBメモリーからも同じ内容の殺害計画書が見つかる。2人の計画書が書かれたのはほぼ同時期。2人は偶然、お互いに殺害を企てていたのだ。観念した橋爪は殺害しようとして現場に行った事は認めるが、その時、すでに加賀爪は絶命していたと主張する。コナンは念のため、桑名、細田のアリバイも高木に確認。犯行時刻、2人はそれぞれ仕事をしていたが、どちらも証明する人はいなかった。コナンは高木と共に事件現場を再検証する事に。コナンは現場写真を見て、加賀爪の靴下が黒く濡れている事に注目。これはこぼれたコーヒーの痕だった。コナンは靴下だけでズボンが濡れていない事に違和感を抱く。次にコナンは加賀爪が現場まで来た車を調べ、今回の事件の真相に辿り着く…。