事件ファイル

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2018年4月28日(土)放送

第899話 「真犯人の叫び声」

 日曜の朝、佐伯綾乃が森田美冬の自宅マンションを訪ねると、部屋の中から窓ガラスが割れる音、「やめて、田端さん」という声が聞こえてくる。綾乃は部屋に入り、リビングに倒れた美冬を発見。美冬は胸から血を流し、床には血の付いたナイフが落ちていた。美冬は「田端さんが…。早く逃げて」と言って絶命。その時、ベランダからガシャーンと物音が聞こえ、綾乃は恐怖を感じて部屋の外に飛び出す。

 綾乃はマンション前を通りかかった小五郎、コナンに事情を説明。コナンたちは部屋に向かうが、すでに遺体は消えていて、現場には男の足跡が残っていた。この後、目暮警部、高木刑事たちが捜査を開始する。綾乃と美冬は駅前のベーカリーで一緒に働く友達同士。今日は美冬に誘われて部屋に来たという。田端敦司は美冬の交際相手だった。綾乃は美冬がベーカリーカフェを開くために貯めた1千万円を田端に騙し取られた事を小五郎たちに打ち明ける。田端は他の女性からもお金を騙し取っていた。

 小五郎は田端が口封じのために美冬を殺害したと推理する。ナイフと床に付着した血液がB型と判明。美冬の血液型もB型だった。コナンは美冬の部屋のゴミ箱から「293」と書かれたメモ用紙を発見。コナンは割れた窓ガラスの破片がベランダに散らばっている事にも注目する。ベランダには部屋の中にあったのと同じ男の足跡が残っていた。コナンは綾乃が訪ねてきた時、犯人はベランダに身を潜めていたと考える。エアコンの室外機の上には何かが置かれていた跡があり、わずかに茶色い粉が落ちていた。コナンはこの粉の正体を突き止めるため、部屋の中を調べる。

 綾乃は部屋の押し入れから美冬の大きなキャリーバッグが無くなっている事に気付く。小五郎は犯人がこのバッグに遺体を入れて外に運び出したと推理する。この後、コナンは小五郎、目暮たちと田端の自宅にやってくる。玄関に置かれた靴には血痕が付着。小五郎は靴底を調べ、美冬の部屋にあった足跡と同じと確信する。コナンたちは自宅に上がり、テーブルに突っ伏して絶命した田端を発見する。田端の口からは青酸性の毒物の匂いがして、テーブルには飲みかけのコーヒーと遺書らしき手書きのメモ。そこには「美冬のところにいきます 田端」と書かれていた。

 小五郎たちは美冬を殺害した事を後悔して自ら命を絶ったと推理する。高木は大きなキャリーバッグを発見するが、中に遺体はなく、美冬のものらしき髪の毛が1本残っているだけだった。小五郎は自宅に戻るまでにどこかに遺体を遺棄したと考える。コナンは田端が来客用のティーセットを使っていた事が引っかかる。調理台には普段使っていると思われるマグカップがあったのだ。コナンは田端は1人じゃなかったと推理していた。この後、コナンはキッチンの流し台を調べ、事件の真相に近づくが…。