事件ファイル

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2018年1月27日(土)放送

第890話 「新任教師の骸骨事件(後編)」

 コナンたちの1年B組に副担任として若狭留美がやってくる。コナンたちは若狭と学校にある古い倉庫の地下室で白骨遺体を発見。遺体は10年くらい前に亡くなったものだった。コナンたちは遺体が握っていたハチマキに書かれた暗号の解読に取り掛かる。そして、コナンは歩美が倉庫で拾った古い時間割表に注目。コナンはこれが時間割表ではなく、暗号の解読表だと気付く。

 コナンは解読表と照らし合わせて暗号を解読しようとする。だが、解読できたのは「すまほめう、そねあれた。えぶえむあ」という呪文のような言葉だった。若狭は他のクラスの先生から古い倉庫から石灰を取ってきてほしいと頼まれ、またコナンたちに一緒に行ってもらう事に。コナンはライトで倉庫内を照らし、室内が荒らされている事に気付く。それは鑑識が調べた跡ではなく、何かを探したような感じだった。哀は警察が引き上げた後に誰かが来たと考える。この事件がネットニュースで配信されたのは2時間前。コナンは何者かがネットニュースを見て、この倉庫に何かを探しに来たと推理する。

 コナンたちは何者かが探している物を見つけるためには暗号を解く必要があると判断する。この後、コナンたちは倉庫の地下室も確認。地下室は荒らされた形跡がなかった。若狭は地下に続く扉を持ち上げながら「早く家に帰ってお酒を飲んで、グッスリ眠りたいわ」とボヤく。好きなウイスキーを飲めばエビス顔で寝られるという。コナンはウイスキー、エビスという言葉をヒントに暗号をどう解くかに気付く。コナンは4人組の強盗が近所の資産家の家に入り、家主の資産家を殺害後、2億円相当の金塊を奪って逃走した10年前の事件とこの暗号が関係していると確信する。

 コナンは上にいる元太に石灰の事を聞かれ、地下にあるライン引きのフタを開ける。その時、倉庫の扉から3人の人影が中の様子を窺っていた。倉庫にいた哀は気配を感じて振り返るが、そこには誰もいなかった。哀は気のせいと考えるが、コナンは10年前の強盗犯の3人が様子を見に来たと推理。白骨遺体は暗号を残した強盗犯の残りの1人だったのだ。コナンは「ワケマエハ、ヨウイシタ。スグニコイ」と暗号を解読。白骨遺体はここを集合場所にしていた強盗犯のボスで、金塊をお金に換えて仲間の取り分を用意していたのだ。ボスは階段から落ちて事故死。強盗犯3人はこの倉庫に金があると思って探しに来た可能性が高かった。コナンは地下室にあったライン引きの石灰の中に隠されていた金を見つけていた。コナンは警察が本格的に動いたら強盗犯3人はここに近寄らないと考え、その前に強盗犯3人を一網打尽にする作戦を決行するが…。