読売テレビ
春川正明
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  JAPAN
2009年03月01日

JAPANのマークが胸に輝いている。選手や監督が着ているものとデザインも素材も全く同じである。右上腕部には日の丸が付いている。違うのは袖のところに背番号が入っていないことぐらいだ。
いよいよ野球のWBCが今月5日から開幕するが、日本代表チームのジャケットを遂に手に入れた。紺地に赤のラインが入っている。きょう、息子の少年野球を観に行った時に着て行ったのだが、監督やコーチ、OBの学生らに、本物なのか、どうやって手に入れたのかと聞かれた。世の中にまだほとんど出回っていないので、皆が驚くのも無理はない。WBC東京ラウンドでの日本代表の試合を観に行く時には、06年の第1回WBCのジャパンのユニフォームの上に着ていくことにしよう。それに、北京オリンピック日本代表チームの白と赤の靴も履いていこう、とここまで書いて少々恥ずかしくなってきた。球場でよく見かける熱狂的なファンの出で立ちである。これでジャパンの帽子を被れば完成だが、帽子はどうしようか迷っている。そこまでやれば完全なマニアである(帽子を被らなくても充分マニアだが)。
ところで、この野球のユニフォームや帽子、グラウンドコートなどには大きく分けて2つの種類がある。オーセンティックとレプリカである。オーセンティックとは選手が使用している物と同じデザイン、同じ素材の本物のことである。これに対しレプリカは、パッと見のデザインは良く似ているが細部が違い、素材も違う複製品だ。物にもよるが、当然値段も全然違う。レプリカは半額といったところか。野球のマニアだと、オーセンティックかレプリカかは一目で分かる。もっと上級のマニアになると、同じオーセンティックでも袖に付いているパッチや、微妙なデザインの変更で、何年のジャージ(ユニフォーム)だとすぐに分かるのだ。こだわりのジャージを着ている人を見ると、「おぬし、やるな」となるのである。だから、私が06年WBCのユニフォームの上に、09年WBCのジャケットを着て、08年北京の靴を履くのはバラバラなのだが、こういう風に全てはオーセンティックなのだが、わざと時期をずらすというのも上級者の崩しなのだ(何が上級者か分からないが)。これがもし、上から下まで09年WBCできっちり揃えたらやり過ぎで少し恥ずかしいと私は思う。まあ、一般の人にはどうでもいいことだが。マニアももう一歩先まで行って深みにはまってしまうと、オーセンティックでも満足しなくなり、選手が試合で実際に使用したゲームユーズドが欲しくなるのだ。このゲームユーズドがくせもので、選手が実際に試合で着たものを目の前で脱いで手渡してくれる(そんなことはある訳ないが)ことでもない限り、本当にゲームユーズドかどうか分からない。最近では多くのチーム自身が証明書を付けて売り出しているが、その証明書も偽造の危険性がある。リスクが高いだけに魅力も大きい、まさにマニアの世界である。