10年9月19日(日)「#1176 原点」

  小学生相手だから、基本に忠実に緩いノックを打とうと思うのだが、ノックバットを握ってしまうと段々と熱が入る。最初は正面に遅い打球を打っていたが、そのうち右に左に振り出して打球はどんどん速くなっていく。性格は変わらない。
  夏休みに入って緊張感が解けたのか、どうも体調が思わしくないのだが、今朝からユニフォームを身につけて小学生の二男の少年野球の練習に参加したら、途端に元気になった。やはり、私にとって原点は野球だということを再確認した。
  30分、1時間とノックバットを振ってTシャツが汗でびっしょりになった頃には、体も心もスッキリした。大学の野球部で調子が落ちた時に、汗出し用のウェアを着込んでひたすらランニングした頃のことを思い出す。汗が体から出て行くのを見ると、なにか体の中から良くないものが流れ出て体の中が綺麗になっていくような気がしたものだ。
  野球は楽しい。大勢の仲間がひとつの白いボールを追いかけて、気持ちもひとつになっていく。ヒットを打ったら心が躍るような気持ちになり、エラーでもすれば何と自分は下手くそなんだと落ち込む。長嶋茂雄さんの言葉じゃないが、"野球というスポーツは人生そのものだ"。
  これからも、肉体的に、精神的につらい時にはユニフォームを着て野球をしよう。

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春川正明

はるかわ まさあき
1961年5月5日生まれ
讀賣テレビ放送
報道局解説副委員長
ロサンゼルス特派員、
チーフプロデューサー、
報道部長を経て07年より現職。
関西学院大学非常勤講師
大阪市出身