10年8月31日(火)「#1157 全面対決」

  よく分からない記者会見だった。小沢前幹事長が菅首相との会談を終えて民主党本部で記者会見を行った。今夜5時半過ぎにローカルニュースに出演中だったが、会見が始まる直前に画面が切り替わり記者会見の生中継になった。
  最終的に民主党代表選挙に出るのか出ないのか、小沢さんの決断に注目が集まっていたのだが、会見が始まっても出馬するのか断念したのかはっきりと分からない言い回しが延々と続いてやきもきさせられた。この人の喋りはいつも文が長く、回りくどい言い回しが続く。冒頭では出馬を決めた様にも聞こえたが、しかし、最終的には断念したともとれないこともない。結局は、菅さんとの話し合いが決裂して両者の全面対決となった。
  鳩山さんが仲介者となって党の分裂に繋がらないように挙党一致を訴えたのだが、最終的には選挙となった。これでもしも小沢さんが土壇場で立候補の取りやめをしていたら、かつての自民党政治と同じ密室談合との批判を免れなかっただろう。
  菅さん、小沢さんがそれぞれの目指す国家像、ビジョン、そしてそれを実現するための具体的な政策を戦わせて政策本位の代表選挙を実現できるなら、二週間の選挙期間も政治空白にはならないだろう。投票する民主党の国会議員、地方議員、党員、サポーターも権力闘争の数合わせではなく、一人一人の国を想う気持ちによってこの国のリーダーを選んでほしい。
  小沢さんに対しては選挙戦の中で政治とカネについての説明責任を果たすべきだという声が高まるのは明らかだが、逃げることなく丁寧に説明して欲しい。お金の集め方もそうだが、その集めた金を何に使ったのか納得できる説明をすべきである。
  何度も言うが、政局より政策。我々メディアも心してかからなければならない。

コメント

>>政策本位の代表選挙を実現できるなら、二週間の選挙期間も政治空白にはならないだろう。

私はそうは思いません。代表選の公示まえから既に票集めの活動ばかりで、経済対策などは二の次。空白になるのは目に見えています。日銀の金融緩和も遅きに失し、円高に歯止めがかからずじまい。

この日本経済の重大な局面で、「マニュフェストを守るかどうか」「消費税を上げるかどうか」と論じられても、「それどころじゃないだろう」としか思えません。
菅・小沢両氏が、現実の日本の危機的状況を理解しているとは到底思えません。

投稿者:大阪市在住40歳  2010年9月 1日 at 10:06
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春川正明

はるかわ まさあき
1961年5月5日生まれ
讀賣テレビ放送
報道局解説副委員長
ロサンゼルス特派員、
チーフプロデューサー、
報道部長を経て07年より現職。
関西学院大学非常勤講師
大阪市出身