10年2月27日(土)「#972 トップバッター」

  昨夜は政治家との会合で遅くなったが、今朝は頑張って起きて朝一番の飛行機で大阪に戻った。なんとも眠たい。朝から始まる長男の野球の練習試合を観戦するためである。自宅に戻って着替えた後、愛犬ベルを連れて自宅近くの中学校へ向かった。間もなく試合が始まる時間だ。今日の試合でトップバッターに抜擢されるかもしれないと長男が話していたので、試合に間に合うように急いだ。
  グラウンドに到着した時には既に長男がバッターボックスに立っていた。ギリギリ間に合ったようだ。1番ショートで先発出場していた。バッターボックスの長男は構えが少し変わった。毎朝ティーバッティングしている時に色々と試していた。バットのヘッドが投手側に入り過ぎるのを直して少し楽に構えるようにしたようだ。
  相手の投手のスピードはそれほどでもない。ヒットを打つかもしれないと思っていたが、第一打席はショートゴロ。相手のエラーで出塁した。リードが小さい。ランナーとしてはまだまだ学ぶことが多いようだ。三塁まで進んだ後、送球の間に本塁へ向かいうまくキャッチャーのブロックをくぐり抜けてホームにスライディングしたように見えたが、ホームベースにタッチしていなかったようでアウトとなった。まだまだだ。
  守備は相当自信を持っているようだ。イニングの間に守備練習をしているのを見ているだけでよく分かる。ボールの獲り方や送球の仕方がさまになっている。ショート後方とセンターの間にふらふらと上がった難しいフライをなんなく好捕した。守備があまり得意でなくバッティングが大好きだった私とは正反対のようだ。
  三回表の先頭バッターとなった第二打席はカーブに空振り三振。打ちにいく時に体がスウェー(スウィングの軸が投手側に流れる)する悪い癖が出た。今の打ち方では変化球には対応できないだろう。それにしてもバックスウィングでトップになった時の形が私のフォームとそっくりである。初めて知って思わず苦笑した。守備ではショートゴロを軽快にさばいた。
  第三打席はツーアウト・ランナーなしで回ってきた。いい当たりだったがショートの真正面。相手がエラーしてまたまた出塁した。
  最終回の第四打席もカーブで空振り三振。ツーストライクに追い込まれたのでカーブで三振だと思ったがそのとおりになった。スウェーに加えてスウィングの時に少し伸びあがっている。これでは打てない。構えももう少し腰を低くしてどっしりと構えたほうがいい。バックスウィングで一瞬のためが必要だ。スウィングは以前に比べて速くなっているので、少し手を加えてやればすぐに打てるようになるだろう。二男に負けないように、毎朝ティーバッティングを始めたのでしっかりと指導しようと思う。
  それにしても、グラブもスパイクもあまり手入れをしていないようだ。これでは野球はうまくならない。そこから教えなければならない。せっかくトップバッターになったのだから結果を出さなければならない。

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春川正明

はるかわ まさあき
1961年5月5日生まれ
讀賣テレビ放送
報道局解説副委員長
ロサンゼルス特派員、
チーフプロデューサー、
報道部長を経て07年より現職。
関西学院大学非常勤講師
大阪市出身