09年11月29日(日)「#882 温泉と誕生日」

  入院中の母の具合もだいぶ良くなってきた。だいぶ前から決まっていた有馬温泉への1泊旅行に参加できるかどうか心配なようだったが、病院からの外泊許可を得てなんとか合流することができた。
  昼過ぎに娘と一緒に母の病院に迎えに行くと、母は既に外出用の服に着替えてベッドの上に座っていた。病室の窓から見える銀杏の葉も黄色く色づき、母が入院してからもうだいぶ時が過ぎたことを感じさせる。
  週末の有馬温泉は、かなりの賑わいだった。新型インフルエンザの感染が広がった頃には有馬温泉からも観光客がすっかり姿を消したとのニュースもあったが、観光シーズンを迎えて車の渋滞の列も長くなっていた。
  母の兄弟や従姉妹も合流しての温泉一泊ツアーだ。予定通り参加できた母も喜んでいるが、来られるかどうか心配していた親戚の人たちもホッとしているようだった。骨折した母が大浴場で一人で入浴するのは無理なので、親戚のおばさんや私の娘が一緒に入るためにやって来たのだ。
  私も叔父さんたちと一緒に有馬温泉独特の茶色に濁った湯にゆっくりとつかった。久し振りの温泉は体に沁みる。このところ忙しかったので、疲れが溜まっているようだ。凝り固まった体の疲れが汗と共に流れていくような気がした。
  みんなで食べた温泉宿の夕食も美味しかった。親戚のおじさんやおばさんが集まって昔話に花が咲いた。自分がまだ子どもの頃に、親戚の人たちによく囲まれていたのを思い出す。その輪の中に今は自分の子どもを連れて私が参加している。時が経ったのを実感する。
  食事が終わったら、母の世話を親戚の人たちにお願いして自宅へと向かった。今日は妻の誕生日なので家族みんなでお祝いするのだ。帰り道にお誕生日ケーキを買って帰った。どんなに忙しくても家族の誕生日には家族全員が顔を揃えて、ケーキを買ってきてロウソクを立て、ハッピーバースデーをみんなで唄ってお祝いするのが我が家の決まりなのだ。ケーキ屋さんで「ロウソクは何本ですか?」と聞かれたが、「長いの5~6本でいいです」と適当に答えた。初めてのケーキ屋さんだったが、そのケーキはとっても美味しかった。

コメント

ご苦労様でした。

春川さんが女性に人気ある理由がわかりました。

投稿者:圭  2009年11月30日 at 16:39
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春川正明

はるかわ まさあき
1961年5月5日生まれ
讀賣テレビ放送
報道局解説副委員長
ロサンゼルス特派員、
チーフプロデューサー、
報道部長を経て07年より現職。
関西学院大学非常勤講師
大阪市出身