私も出演している読売テレビの夕方ニュース情報番組「ten」の中に視聴者の声を聴く「tenの声」というコーナーがある。その日のテーマに合わせて視聴者から意見を募集したり、メールで写真や動画を送ってもらったりする人気コーナーだ。視聴者との双方向コミュニケーションを目指すという意味で、これまでのニュース番組にあまりなかった試みだ。私がまだ報道部長だった頃、新しいニュース番組の企画書を書いた際に、同じ様な視聴者とやりとりするコーナーを提案したのだが、ようやく実現して個人的にも嬉しい。ところで、「てんの声」と言えば、注目の裁判で検察によって「天の声」の存在が明らかにされた。西松建設による民主党小沢前代表側への違法献金事件の裁判だ。逮捕された西松建設の前社長は初公判で起訴事実を認めたが、検察は冒頭陳述や論告などの中で、東北地方での公共事業の発注に関して小沢前代表サイドが、どの企業が受注するかの天の声を出していたと主張したのだ。この事件で小沢前代表の公設秘書が逮捕されたことに関して、形式犯で金額も大きくないのに逮捕はやり過ぎだと批判する声も上がった。同じ様な献金などが問題とされた自民党議員側などへの捜査が進まないこともあって、検察に小沢前代表サイドへの強制捜査に関する説明を求める声も聞かれた。その声に答える意向もあったのか、検察は公判で事件の悪質性を立証するためにも小沢サイドの天の声について明らかにしたのだろう。逮捕された公設秘書も西松からの献金だと知っていたとの秘書の供述内容も公判で明らかにされた。これに対しては、秘書の公判が分離されていることから、秘書が反論できない公判で検察が一方的に起訴事実にはない談合の実態など事件の構図を述べたことについて批判する声もある。冒頭陳述や論告というのは、検察側が立証しようとする主張であり、現時点では事実として認定された訳ではない。次期衆院選への影響を懸念して公設秘書の公判は選挙後になると見られているが、小沢前代表には、公判とは別に検察側の主張に対して事情を説明する政治的責任があるだろう。
まず秘書の公判が注目されますね
でも何故二階堂議員の捜査が進まないんでしょうかね?