生番組に出演するようになってそろそろ1年半になるが、出演者でありながらいまだに制作者の思いが時々顔を出す。スタジオで出演中も、あのネタやらないのかなとか、もっとこういう風に作ればいいのになとか、番組内容が気になることがあるのだ。そんな余裕があれば、もっと気の利いたコメントを話せよと自分で自分に突っ込みたくなるが。番組内容について思うことがあってもなるべく口出ししない様にしてきた。自分がプロデューサーで番組を作る側にいた時に、出演者から番組内容について意見を言われるのがあまり好きでなかったからだろう。自分が出演者になってからは、意見を求められれば思っていることをアドバイスするが、そうでない限りはなるべく口を挟まないようにしてきた。今も基本的には同じ考えだが、最近思うところがあって以前よりは自分の考えを言う機会が多くなったような気がする。それは、出演者の側からみて、もっとこうした方が良いと思う事が時々あるからだ。その考えを制作サイドに押し付けるつもりはないが、出る側の素直な思いとして作る側に伝えるのもありかなと思うようになったのかも知れない。もちろん、言うタイミングも、言う相手にも気をつけて言うようにしているのだが。言われた制作サイドがどう思っているのかは、聞いたことがないので分からない。うるさい出演者やなあと思っている人もいるだろう。それよりも、もっとしっかりコメントしてよと思われているかも知れない。まあしかし、編集マン、記者、特派員、プロデューサー、報道部長、解説委員と色々な経験をさせてもらったことで、番組を支える側から、制作する側から、その制作スタッフを統括する側から、出演する側からといった様々な立場からモノを見ることができるようになったのではと思っている。少しぐらい生意気を言ってもいいだろう。せっかくの貴重な経験を生かすことができればと思っている。
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