
オーストラリア・クイーンズランド州ブリスベンのコアラ病院で、ボランティアとして活動する平野聡美さん(30)と、大阪府堺市に住む両親をつなぐ。クイーンズランド州では、人口増加による宅地造成のため森林が伐採され、そのストレスから病気になったり、交通事故でケガをするコアラが増え、この10年でその数が4割まで減少した。聡美さんはそんな傷ついたコアラたちを治療し、再び森へ返すため、ボランティアとして無償で働く毎日だ。幼い頃、病気のため長い間入院生活を余儀なくされた聡美さん。その時、心の支えとなったのがコアラだった。「今は恩返しのつもり」と献身的に世話をする聡美さん。病院から自由な世界へ戻っていく喜びを誰よりも知るだけに、コアラを野生に返す時が、何ものにも代え難い瞬間だという。3ヵ月だけのボランティアのつもりが、もう4年半。今年から野生動物や自然保護を目的とした財団の契約スタッフとしても働き始め、ようやく安定した収入の見込みも立った。そんな聡美さんに、両親から手作りのあるモノが届けられる。


