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#3806月12日(日)10:25~放送
アメリカ・ロサンゼルス

 今回の配達先はアメリカ・カリフォルニア州。ロサンゼルスを拠点にギタリストとして奮闘する酒匂栄太郎さん(38)と、愛知県に住む父・国祝さん(72)、母・比なこさん(65)をつなぐ。ギター1本を抱えて日本を飛び出し12年。両親は「親としては、ちゃんとした職業についてほしい。でも本人はギターが好きで好きで…こうと決めたら親が何と言おうが聞かない」と諦め顔だ。
 栄太郎さんは現在2つのバンドに所属し、不定期に行われるライブやイベントに出演している。得意とするのは50年代に大流行したロカビリーミュージックで、演奏だけでなく作曲も手がけている。仕事があるのは週末の夜がほとんど。平日は散歩をして過ごすことが多いという。いまだ食うや食わずの生活だが、あえてアルバイトはしていない。「ほかの仕事をやっていると、そっちが気になってしまう。なるべく音楽の事だけを考えていたい」とストイックだ。
 高校時代、ロカビリーミュージシャンのブライアン・セッツァーに憧れてバンド活動を始めた栄太郎さん。卒業後、一旦は就職したものの、音楽への夢は断ちがたく、退職。アルバイトをしながらバンド活動を続けたが、日本でのメジャーデビューは叶わなかった。そして26歳の時、「本場で成功したい」という熱い思いだけで渡米。様々なバンドに参加して地道にライブ活動を続けてきた。音楽1本で生きていきたい…その思いは揺るがないが、いまだビッグヒットに恵まれず、38歳になった今もギリギリの生活が続いている。
 栄太郎さんはライブ活動以外にも、日本人が経営する工務店でギター教室を開いており、大事な生活の糧になっている。生徒はロス在住の日本人。栄太郎さんを応援するファンばかりで、みな「彼はもっと世界に出ていくべき」と話す。さらに、いま彼の大きな支えとなっているのが、3年前から交際しているロス在住の由記さん(28)。栄太郎さんは「彼女と出会うまでは、孤独で殺伐としたロックンロール一筋の生活を送っていた。でも彼女と出会ってすごく変わった。これからは音楽生活と彼女との生活を一緒に考えていきたい」と前向きに話す。
 そんな栄太郎さんは今、大きな転機を迎えようとしている。最近新しいバンド「ドラゴン・ジャイブ」を結成したのだ。リーダーは栄太郎さん。メンバーはグラミー賞受賞歴もある大物ドラマー、バーニー・ドレセルを始め、栄太郎さんの人柄にほれ込んだバンドマンばかり。その初ライブで、栄太郎さんは演奏しながら涙をこぼした。小さなライブハウスでのスタートだったが、自らが作曲した曲を、最高のメンバーで演奏できる日がようやく訪れ、感極まったのだ。
 だが、父は40歳を目前に控えた息子の将来を心配している。栄太郎さんはそんな父に「まだまだ安心させてあげられない。新しいバンドができたといっても、仕事が決まったわけではないですから。ただ…音楽は続けさせてほしい」と語りかける。これからも音楽で生きていく決意の栄太郎さんに、両親から届けられたのは日本製のTシャツとアーガイル柄の靴下。日本にいるころから栄太郎さんがずっと気に入って身に付けていたものだ。“たくさんあっても困らないだろう”と、父が選んでくれたと聞いて、栄太郎さんは「“やって来い”といわれているような気がします。頑張ることだけは約束します」と両親に誓うのだった。

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