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#17612月18日(日)10:25~放送
ニュージーランド/テカポ

 ニュージーランドの小さな村テカポで、チョークアーティストとして奮闘する松本良子さん(30)と、日本でひとり暮らす母をつなぐ。チョークアートとはチョーク(オイルパステル)を使って木の板に描くアートで、元々イギリスのパブの看板用に描かれたのが始まりという。アーティストとして活動するようになって1年半。良子さんも主に店の看板やメニューボードを描いている。使う道具はチョークと指のみ。チョークアートの魅力である鮮やかなグラデーションは、指を使って描くことで生み出されるのだ。大学卒業後はオーストラリアでツアーガイドとして働いていた良子さん。仕事に物足りなさを感じていた28歳のとき、1枚のチョークアートと出会い魅了された。絵画を学んだ経験がないにもかかわらず良子さんは一大決心。勤めていた会社をやめて有名チョークアーティストの元に飛び込んだ。ようやく人生をかける夢を見つけた良子さんだが、気になるのは母のこと。実は6年前に日本を離れる前、父が病気で他界。それでも母は一人娘の良子さんを快く海外へ送り出してくれたという。そんな母から懐かしいあるモノが届けられる。