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#056「アメリカ/ハリウッド」 5月17日(日) 午前10:25〜10:55


■内容

今回の配達先は、映画の都、ハリウッド。
日本人として初めて、テレビ界のアカデミー賞、「エミー賞」にノミネートされたヘアスタイリスト・徳永優子さん(44)と大阪市に暮らす父・専一さん(77)と継母・はるよさん(60)をつなぐ

「どんなお仕事かご存知ですか?」と山口が聞くと、「住んでる世界がぜんぜん違うので、我々にはちっともわかりません」とお父さん。

アメリカへは、9200キロ、およそ12時間の旅。優子さんは、現在、映画やテレビを舞台にヘアスタイリストとして活躍している。1日18時間労働で週7日、休みは一切ないという。人並み外れたバイタリティで働き続ける優子さんは8年前、離婚をしたと同時に何のツテも無く、2人の幼い娘を抱えてアメリカにやってきた。信じていたのは自分に秘められた可能性だけだったという。

 優子さんは昨年、テレビ界のアカデミー賞「エミー賞」にノミネートされ、日本人ヘアスタイリストとして、初の快挙を成し遂げた。一夜にして優子さんの名前が世界に知れ渡ったのだ。優子さんは、スタイリングの美しさはもちろん、その手際の良さと正確さを武器に、ハリウッド屈指の売れっ子の座に登りつめた。

 優子さんがアメリカンドリームを掴んだきっかけとなったのは、一軒の骨董屋にあった古びたカツラだった。優子さんは、乱れたまま放置されていたカツラを見るに見かねて無償で修復した。それが偶然、映画関係者の目に留まり、優子さんの前にハリウッドへの扉が開いたのだ。映画「SAYURI」へのオファーだった。

 優子さんが、2人の娘さんとゆっくり過ごせるのは仕事の合間の、短い時間だけ。さらに映画の撮影ともなれば数ヶ月は家に帰れない。夢を叶え、成功を手にしながらもどこかぬぐえない罪の意識があると優子さん。そう感じる理由は、幼い頃の父との関係にあった。優子さんが2歳のときに両親が離婚。昔気質の職人肌の父は、わき目もふらず仕事にまい進していた。優子さんはそんな父を尊敬しつつも、その陰でずいぶん寂しい想いをしたという。「父は私に関心が無いのでは?」、そう感じた時もあったそうだ。

そんな優子さんにお父さんからの届けものは「1枚のDVD」。そこに映し出されたのは、仕事場でのお父さん。お父さんが手にしていたのは、仕事に欠かせない数字の早見表。いつも小さな数字を見づらそうにしていたお父さんのため、優子さんが中学生の時に手作りしたもの。
以来30年間、お父さんはずっと大切に使い続けていたのだ。早見表を見るたびに、お父さんは優子さんを思い出すという。それを見た優子さんは「知らなかった…」と涙を流して…











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