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2007年05月29日

テレビの解説委員として

岩田 公雄岩田 公雄
報道局解説委員長(局長待遇)


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書くことの面白さを感じて1年
大学の『マスコミ講座』などで話をする時に、「新聞記者」と「放送・
テレビ記者」との違いについて述べることがあります。

「新聞」は「活字」と「写真」とからなりますが、圧倒的に大きな部
分を占めるのは「記事」と呼ばれる「活字」です。
「新聞」の強みは、「記述性」「論理性」「記録性」「検証性」「反復性」
などで、「社説」や「署名記事」などで「主観的な論点」から「意見」
を述べることができます。
一方、「テレビ」には「映像」と「音声」があります。「描写性」「迫真
力」に優れ、「速報性」「同時性」では「衛星」を使うことで、世界中
の出来事をオンタイムで伝えることができます。
しかし、「テレビ」は「感性のメディア」といわれ、「伝え手の感情」
が先行したり、「一過性」で終わってしまうことがあります。
また、「テレビ記者」は『放送法』で「政治的には公平・公正」求めら
れ、「偏った意見」を述べることが禁じられています。
また、『日本』では「新聞の歴史」が明治初年に始まり、約135年も
あるのに、「テレビ」は1953年に放送が始まったのですから、まだ
54年しかありません。しかも『民放』の多くは「新聞系」なので「取
材現場」では「新聞優先」という状況が続いてきました。
そんな「現場」で30年余も「放送記者」をしてきた私が、この1年
はこの『ニュースの裏側』という「コラム」を週2回書き続けてきま
した。
そして驚いたことは、実に多くの方がこの「コラム」を読んでくださ
っていることです。どこに行っても「読んでいますよ」という声に励
まされ、「書くこと」も楽しくなって続いていたのですが、6月からは
少し企画が変えられ、「コラム」というよりも、解説委員が交代で書き、
試聴者の質問にも答える「ブログ」になることになりました。
本当にご愛読ありがとうございました。


6月は『ドイツ・ハイリゲンダム・サミット』に行く
私の6月は、『ドイツ・ハイリゲンダム』で行われる『サミット』の取
材で始まります。
私の「サミット取材」は、98年の『イギリス・バーミンガム』から
始まり、翌年の『ドイツ・ケルン』を除き、今度で9回目になります。
それにしても「サミットの開催地」は、「リトリート=隠れ家方式」が
定着し、今度の『ハイリゲンダム』の“辺鄙さ”には驚かされます。
なにしろ『ドイツ』の北西部、『ポーランド』の国境に近い『バルト海』
に面した「海岸リゾート地」で、18世紀末に「貴族階級と上流社交
界の会合の場」として開発された町で、かつては『ロシアの皇帝家族』
が過ごす「夏の避暑地」だったといいます。
『東ドイツ』時代には、歴史的な建物が壊され、実用的な建物へと置き
換えられていましたが、『ドイツ再統一』後に再びリゾートとして開発
されたのです。
『成田』から11時間掛けて『フランクフルト』へ飛び、そこで乗り
換えて『ミュンヘン』に行き、さらに『クストク』という地方空港へ
飛び、さらに「ローカル線」に2時間乗ってようやく到着です。
この「ローカル線」は1時間に1本程度だそうですから、無事つけるか
どうか心配です。
6月9日朝の『ウェークアップ!ぷらす』では、現地から生放送します
から、楽しみにしていてください。
この『ハイリゲンダム・サミット』は、安倍晋三首相と『フランス』
のサルコジ大統領にとってはデビューになり、『イギリス』のブレア首
相は最後のサミットになります。
「世界の首脳の移り変わり」を自分の目で確かめて来ようと思ってい
ます。
『ハイリゲンダム』が“辺鄙”だと書きましたが、来年の『洞爺湖』も
世界地図には載っていないのではないでしょうか。

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