ニュース現場を支えるスタッフ
坂 泰知
読売テレビ放送報道局解説委員
7月28日から8月6日まで、大阪の天保山ハーバービレッジで、今年も読売テレビが送る夏の大型イベント「わくわく宝島」が開催されました。各番組が趣向を凝らしたブースを開く中、ニューススクランブルは「君もキャスター」と題して、番組を疑似体験できるミニスタジオを展開。お蔭様で一番人気のブースとなり、たくさんの親子連れで賑わいました。本当にありがとうございます。
期間中、私も2度ほど足を運んでみたのですが、子供たちのキラキラした眼と真剣な表情が印象に残りました。それもそのはず。会場には3台のカメラがあり、それぞれにカメラマンを配置。フロアディレクターが素早く指示を出すなど、まさに本物のスタジオ感覚を味わえるのです。その中で、子供たちは実際に放送された原稿を読み、VTRもそのまま流れるわけですが、なかなか上手にこなしているのには驚きました。更に、クロマキーと言って、自分が立っている背景に映像を映し出すことができるシステムの前ではリポーター体験をしてもらったのですが、こちらでも臨場感あふれるリポートぶりを見せてもらい、かえって、私たちのほうが気を引き締めなければと思い知らされました。
普段、ニューススクランブルにチャンネルを合わせていただくと、私と横須賀キャスター、それに、お天気の小谷キャスターと大浦・武村キャスターがスタジオ出演しているのがわかると思います。しかし、その影には決してテレビに映ることのないたくさんのスタッフがいます。「わくわく宝島」でキャスター体験してもらった子供たちも、もしかしたら、こんなに大勢の裏方さんが働いていることにびっくりしたかもしれません。テレビの世界は、本当にたくさんのスタッフがそれぞれの役割を果たす中で番組が出来上がっていきます。スタジオでの出演者は、その最終送出部分を担っているに過ぎないのです。
ニュース現場を例に、番組に携わっているスタッフを数えてみましょう。まず、読売テレビには、何かあれば即座に取材先へ駆けつける報道記者が40人ほどいます。更に、番組を進行したり演出したりするディレクターが20人以上います。カメラマンは支局駐在のスタッフも含めて30人ほど、これにアシスタントスタッフも加えれば50人に膨れ上がります。VTRを編集するエディターとその助手が30人、字幕スーパーを打ち込んだり、フリップを作成したりするスタッフも15人ほどいます。さあ、ここまでのスタッフを合計すると150人以上になりました。でも、これだけいても、まだ皆さんのお茶の間に番組は流せません。音声や映像・中継などを担当する技術スタッフが必要なのです。どんなにアバウトに想像しても、少なくとも200人以上のスタッフがいて、24時間カバーしているからこそ、各地のニュースをお届けできるというわけです。
と、書いている私のほうが空恐ろしくなってきました。これだけのスタッフに支えられて初めて、番組に出演してるわけです。その最後に大失敗するわけにはいきません。みんなの苦労に報いる仕事をしなければ・・・・キャスター稼業というのも、なかなかにしんどいものです。






