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尾山憲一(ytvアナウンサー)『スポ根劇場尾山の大将』

伝統は生き続ける ( スポーツ ) > ( アメフト ) 

(2)からの続きです…




関西学生アメリカンフットボールにおける‘伝統の一戦’関京戦の翌日に
関西最古のチーム関西大学が61年ぶりのリーグ優勝を飾り、
リーグはまさに‘戦国時代’へ突入しました!


アメフト界にはさらに大きなニュースがあるのです!


まずは、毎年12月に開催されている甲子園ボウルの方針が
今年から変わりました。


これまでは、関東リーグと関西リーグの覇者が戦いながら
‘学生日本一’と呼んでいた甲子園ボウル(東西学生王座決定戦)


今年からその出場資格を全国に広げたのです。
北は北海道から南は九州まで…


おそらく力の差は如実だとは思いますが、
関東と関西以外の大学とって、大きなモチベーションになること間違いありません!




それともう1つ…


再来年の平成23年度より、小学3年生から6年生までの体育指導要領に
『フラッグフットボール』が取り入れられることになったのです。


1チーム5人で構成され、タックルはせずに、
腰につけているタオル状の‘フラッグ’を取りながら進行します。


なぜ‘フラッグフット’を導入するかと言うと、
この競技は運動が出来る子だけが活躍すれば、いい結果を生むものでなく、
運動が出来る子は出来ない子をサポートしないと得点に結びつかないのです。


完全分業制であるアメフトの特性を大いに利用し、
あまり運動が得意でない子供も、活躍出来る部門があることで
自分に自信が持てる様になるのです。




ルールや用語など、あまり馴染みないアメフトというスポーツにとって、
小学生時代にその一端に接するだけでも、
その延長線上にある学生アメフトや社会人リーグ、さらには本場NFLへと、
底辺が広がることで夢は一気に広がります!


小学校でフットボールに接した子供たちが大学生になるまであと10数年…
私が現役でアメフトを実況しているかは甚だ疑問ではありますが、
そんな子供たちが将来‘伝統の一戦’の舞台に立っていることを想像するだけで、
私も胸が熱くなります!

投稿者: 尾山憲一 日時: 2009年11月12日(木) |

アナウンサー