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大田良平(ytvアナウンサー)『大田・会うた・お歌』

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大田・会うた・お歌
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Q&A

泉佐野市の挑戦?

 大阪府の泉佐野市が、

 「市の名前」の売却を検討している、

 という仰天のニュースが飛び込んできました。

 財政難にあえぐ中、

 これまでの常識に囚われない幅広い解決策を出していく、という話の中で、

 「市名の売却」というアイデアが出てきたそうです。

 もちろん前代未聞の試みです。

 今のところ想定しているのは、

 契約期間1年~5年で、対象は国内外の企業。

 例えば読売テレビがこの命名権を買った場合、

 泉佐野市は、

 「読売テレビ市」とか「あさパラ市」とかになる可能性があるわけです。

 
 さて、この市の命名権の売却、かなり多くのハードルがありそうです。

 
 ①市名の変更に伴うコストを上回るだけの

  金額を提示する企業が現れるのかどうか

 ②その上回った分、住民サービスが向上することを説明した上で、
   
  住民が賛成するのかどうか

 ③契約期間終了後、また次の企業が現れるのかどうか

 

 ②に関しては、心理的な要素が大きいのでとりあえず横に置くとして、

 (ひょっとするとその心理的要素が、

  隠れたコストになってくる可能性もありますが)

 まずは①のコスト、標識や書類の刷新などにかかる費用を

 厳密に計算することが重要です。

 そして個人的に気になるのが③です。

 契約終了後、次の企業が現れない可能性は十分にあります。

 そのとき、市名を元に戻すとまたコストがかかるわけですが、

 そのコストは誰が負担するのか?

 あらかじめ、元に戻す際のコストも含めて計算することもできますが、
 
 そうなると企業側のハードルは高くなってしまいます。

 契約終了後に元に戻さない、という選択肢もありえますが、

 そうすると、次の買い手が現れるまで、

 「タダで」広告を提供し続けるのでしょうか?

 あるいは、そこで改めて契約延長の話し合いをするのか?

 
 いずれにしても、長期的な視野に立って、

 企業との契約期間・契約形態を練らないと、

 かなりの非効率が発生する危険性がありそうです。


 まあ現段階では、

 企業側の、「市名に自社名や製品名が使われる」広告効果への評価が

 未知数なだけに、

 どう転ぶか分からない話ですね。

 名乗りを上げる企業が現れるのかどうか、

 どんな金額と契約を提示してくるのか、

 注目したいと思います。

   というわけで今日の一曲は・・・

    Chris Cornell  「You Know My Name」

     映画「007カジノ・ロワイヤル」(新しい方)の主題歌。
     映画もとても面白かったが、
     この曲が流れるオープニングのカッコ良さにやられた!

 

投稿者: 大田良平 日時: 2012年03月23日(金) | コメント (0)

府市統合本部、そのプロセスとは?

 昨日は、大阪府市統合本部の会議を見てきました。

 
 5回目となった昨日の会議のメインテーマは、

 「職員基本条例案」。

 今月、府議会と市議会それぞれに提案される予定のこの条例案は、

 「公務員を身分から職業へ」と繰り返し主張してきた橋下市長肝いりの条例案で、

 これまでの府と市の組織のあり方を大きく転換させようというものです。

 
 出席者は、本部長である松井知事、副本部長である橋下市長、

 堺屋太一氏を初めとする特別顧問の皆さんに加え、

 府と市の幹部職員。

 予定されていた3時間を30分ほどオーバーして、

 白熱した議論が交わされました。

 
 その中で、特に議論が白熱し、長い時間がとられたのが、

 職員の評価方法でした。

 条例案では、職員を互いに比べて、ある一定の比率で、

 S・A・B・C・Dとランク分けする、「相対評価」の導入が提案されていますが、
 
 府の幹部職員は、これまで行われてきた「絶対評価」を改善して継続すべきだ、

 と主張しました。

 これまでの「絶対評価」では、
 
 最低ランクのDと判定された職員が0.1%以下となるような例があり、

 実質的に機能していない、

 というのが、橋下市長や特別顧問の皆さんの主張。

 一方で府の幹部職員は、

 「相対評価」を取り入れると、

 例えばたまたま優秀な人材の揃った部にいた職員が、

 不当に低い評価を受けてしまう危険性がある、などと反論しました。

 この議論では、最終的に橋下市長が、「相対評価」は譲れない、と判断し、

 1年間の試行期間付きで導入、という結論になりました。

 
 この職員の評価方法も含め、

 昨日行われた議論の全てをここに記すことはできませんが、

 非常に実のある議論が行われていると、率直に感じました。

 幹部職員側も、決して、

 これまでの体制を守るために理不尽な反撃を試みているわけではありません。

 長年にわたって府庁という組織を見てきただけの説得力が、十分にあります。

 

 新しい制度や仕組みを作ろうとするとき、

 100点満点、完全無欠なものを望むことなどできません。

 必ずどこかに、非効率や理不尽さが残ります。

 これだけ組織が多様化・複雑化した現代においては当然のことと思います。

 それではどこに、その非効率や理不尽さを許すのか、

 それを徹底的に議論するわけです。

 〇か×か、ではなく比較の問題なのです。

 そして最終的には、決定権者である松井知事や橋下市長が、

 決定を下す。

 松井知事や橋下市長がやろうとしているプロセスがよくわかる会議でした。

 
 あとは、橋下市長がたびたび使用する「議論は十分に尽くした」という部分を、

 しっかりチェックしなければなりません。

 本当に決定の重大さに見合った議論の時間が使われたのか、

 見過ごされている別の側面はないのか、といった点です。

 ただ、この「十分な議論」が、

 「政策実現のスピード」とトレードオフの関係であるのが、

 悩ましいところです。

 消極的な言い方をするなら、どちらかを犠牲にせざるを得ないのです。

 それを最終的に決めるのは、松井知事と橋下市長、

 ひいては、その二人の決定権者を選んだ私たち有権者、ということになります。

 しっかりと、府政・市政を見ていきましょう!

  というわけで今日の一曲は・・・

   ZZ Top  「Decision or Collision」
    70年ごろから不変のメンバーで活動を続ける、
    いぶし銀ロックバンド。
    タイトルを直訳するなら、「決断か、衝突か」。
    橋下市長のやり方は、
    「Collision,then Decision」ですね
 

投稿者: 大田良平 日時: 2012年02月09日(木) | コメント (0)

小沢裁判傍聴記その3

 被告人質問2日目。

 初日で、弁護側・指定弁護士側からの一通りの質問が終わり、

 この日はより具体的な、より突っ込んだ形での質問が行われました。


 指定弁護士側は、

 やはり銀行からの融資と、4億円の出所についての質問からスタート。

 
 4億円の出所について、

 小沢被告は、前日よりも詳しい説明をしました。

 私がこの裁判を傍聴してきた中では、

 このときの小沢被告の発言が、初公判での意見陳述を除けば、

 最も長かったのではないかと思います。

 かいつまんで書くと、

 「4億円がどのような経緯で事務所の金庫に存在したのか、

  客観的に明らかにできない。

  銀行に出入金の資料を要請したが、

  そのような古い記録は残っていないと言われた。
 
  それでも粘って、ようやく手にできたのが、

  自宅売買によって生じた差額のうちの2億円の出金記録と、

  病気で入院した後に、万一を考えて預金解約した3億6~7千万円の、

  二つの記録だ」

 小沢被告は特に、「自宅売買によって生じたかなりの差額」について、

 この後も繰り返し強調しました。

 
 ただ、指定弁護士側も「ああそれで納得しました」と言うわけもなく、

 現金4億円がビニールや新聞で包まれていた、その作業を誰がやったのか、

 あるいは1億円の札束の重さとはどれくらいなのか、といった、

 細かい部分を衝いて、小沢被告の発言から矛盾点を見出そうとします。

 
 小沢被告は同じような答えを繰り返し、

 そのため、質問に対する答えになっていないこともままありました。

 言質をとられないように、矛盾点を指摘されないように、

 「自分はこう説明する」と決めたことだけを、

 ひたすら繰り返していたようなイメージです。

 そんな小沢被告に指定弁護士側がいらだっている様子もうかがえ、

 互いに強い口調で「ですから!」と言い合うような場面もありました。

  
 傍聴していると、

 指定弁護士が質問の選択・投げかけ方に苦心しているのがよく解ります。

 ときには、弁護側から、「異議あり!その質問はおかしい」と飛んできますし。

 質問の終盤では、弁護側から、

 「昨日の時間と合わせてそろそろ予定の質問時間を過ぎている」と批判され、

 裁判官から「簡潔に」と指示される一幕もありました。


 私はこの日、指定弁護士側からの質問しか傍聴できませんでした。

 その後、弁護側と裁判官からの質問があったのですが、

 各紙の裁判記録の記事を読んでも、

 小沢被告から目新しい発言はほとんど無かったようです。


 これで実質審理が終了し、

 次回2月17日は、大きな焦点となっている、

 元秘書らの供述調書を証拠として採用するかどうかの判断が、

 裁判官から示されます。

 この2日間の小沢被告の発言から、裁判官はどのような心証を持ったのか、

 そしてこれまでの証人から明らかにされた、

 「検察の危うさ」をどう評価するのか。

 次回の証拠採否の判断は、この小沢裁判のクライマックスと言えそうです。
 

投稿者: 大田良平 日時: 2012年01月13日(金) | コメント (0)

小沢裁判傍聴記その2

 今週火曜日と水曜日、

 久しぶりに小沢一郎被告の裁判を傍聴してきました。

 今回は2日間に亘って被告人質問が行われ、

 初公判以来、小沢被告が久しぶりに法廷で発言するということで、

 注目度の高い公判でした。


 まず初日の火曜日は、

 弁護側・検察官役の指定弁護士側の順で、小沢被告へ質問。


 最も印象に残ったのは、

 「弁護側」から小沢被告へ、

 「元秘書に渡した現金4億円は、元々なんの金なのか」

 という質問があったことです。


 というのも、初公判で弁護側は、

 「小沢被告が4億円の出所を明らかにしていない、というのは、

  証拠に基づいて証明しようとする事実ではなく、

  検察側の単なる意見。

  マスコミの皆さんも、この点はしっかり認識しておいてください」

 と発言していたからです。

 てっきり、

 公判で弁護側から4億円の出所について触れることはないだろう、

 と考えていました。

 
 ただ、指定弁護士側からその点について質問が飛んで来ることは当然であり、

 「触れない・答えない」という、裁判官への心証にも影響する選択よりも、

 「合理的な疑いが生じないように説明する」

 ことを選択したのでしょう。


 ここまでの公判を見ていると、

 指定弁護士側は非常に苦心しています。

 前回のエントリでも書きましたが、

 小沢被告が収支報告書への虚偽記載を共謀あるいは了承していた、

 ということの直接的な証拠は、

 元秘書らの供述調書だけです。

 そして、その調書の内容について元秘書らは現在は否定していて、
 
 調書が今回の裁判で証拠採用されるかどうかは、不透明です。

 (元秘書らの裁判では、ほとんどが不採用)

 つまり、指定弁護士側は、現状、

 状況証拠を積み上げていくしかない訳です。

 
 その「状況証拠の積み上げ」において、

 指定弁護士側が重視していると思われるのは、

 「4億円の出所がはっきりしない」

 「4億円を預金担保にして銀行から4億円を借りた、取引の不自然さ」

 この2点です。

 指定弁護士側からの質問では、

 ほとんどの時間がこの2点についての質問に費やされました。

 もっとも、小沢被告は、ほとんどの質問に対して、

 「記憶にない」

 「秘書らを信頼して全て任せていた」

 と答えるばかりでしたが・・・。

 
 弁護側も、指定弁護士側の戦略について当然理解しているわけで、

 そう考えると、

 「小沢被告に4億円の出所について説明させた」のは、

 指定弁護士側が重視する、「4億円の出所の不自然さ」を、

 「先制してまずつぶしにかかった」ということでしょう。


 ・・・長くなってきましたので公判2日目の様子はまた明日・・・
 

 

投稿者: 大田良平 日時: 2012年01月12日(木) | コメント (0)

金正日氏死去

 昨日飛び込んできた、北朝鮮・金正日氏死去のニュース。

 午前中に「重大報道がある」と発表されたことで、

 「金正日が死んだのか?」と予測した人は多かったでしょうが、

 それでもやはり衝撃的でした。


 後継者は、三男の金正恩氏。

 まだ20代という若さです。

 正日氏と違って、

 父と共に政権運営に携わった期間が極端に短かったことから、

 今後の北朝鮮情勢を不安視する人は多いようです。

 権力闘争による国内のさらなる不安定化や軍部の台頭・・・

 様々な事態が想定されるだけに、

 日本としてもしっかりと情報収集・分析にあたってもらいたいと思います。

 
 さらに、日本政府は、この機会をしっかり捉えてもらいたいと思います。

 言うまでもなく、日本は北朝鮮との間に拉致問題を抱え、

 核開発問題にもほとんど進展がありません。

 そんな中で、間違いなく、今回の正日氏の死去は大きな大きな「機会」です。
 
 今後、北朝鮮の国内情勢や国際社会への関わり方がどんな風に変化しようとも、

 それを日本の国益へ繋げるような外交に、期待します。

 乱暴な言い方をするなら、「狡賢い外交」です。

 
 これまでの日本の外交を見てきて、

 日本には狡賢さが足りないような気が、ずっとしてきました。

 もちろん、友好・協調が今日の国際社会のあるべき姿とは思いますが、

 その裏では、当然、

 巧みな駆け引きや、相手を出し抜く戦略が練られているはずです。

 そこにおいて、日本は諸外国に一歩も二歩も遅れているのではないかと…。

 日本人の国民性としては、

 そういった狡賢さを、「潔くない」と本能的に感じてしまう部分もありますが、

 一国の国益がかかっています。

 ぜひとも、各国を唸らせるような、巧みな外交を見せてもらいたいと思います。

 
 今回の北朝鮮の権力継承によって、
 
 拉致問題や核問題が解決に向かうのかどうかは未知数だ、

 といったコメントを、新聞でもテレビでもよく目にします。

 私はあえて、それは日本政府次第だと、強く主張したいと思います。

   というわけで今日の一曲は・・・

    Sly&The Family Stone  「Family Affair」

     「ずるい」は英語で「Sly」。当然本名ではないんでしょうが、
     なんでこんな名前にしたんでしょうね?
     ちなみに「Family Affair」は「内輪」。
     こんな内輪の権力継承がまかり通ってしまう国って…。
 

 

投稿者: 大田良平 日時: 2011年12月20日(火) | コメント (0)

大阪秋の陣

 府知事選に続いて、市長選も13日に告示となり、

 いよいよ大阪秋の陣の火蓋が切られました。

 
 昨日は、私も市長選の両候補の演説を聴きにいってきました。

 場所は西成区役所前。

 朝9時ごろから平松市長、10時ごろから橋下前知事が演説を行いましたが、

 まさしく好対照のお二人でした。

 
 まず、平松市長が道路の上に降りて演説したのに対し、

 橋下前知事は選挙カーの上から。

 これはなにも、橋下前知事が上から目線だ、

 と批判しているわけではありません。

 選挙カーの上から演説をすることは普通のことで、

 ご本人にしても特段の意識はないものと思われます。

 ただ、お二人の政治手法を考えてみると、

 橋下前知事の、

 大阪都という大きな構造転換を

 市民生活の好転へと波及させていこうというやり方に対し、

 平松市長は、「市民協働」をアピールしながら、

 身近な生活面の改善をコツコツ積み上げていくやり方。

 もちろん、両者ともそれが全てではありませんが、

 演説場所はある意味象徴的でした。

 普通選挙カーの上から演説するところをあえて道路へ降りた平松市長には、
 
 明確な意図があった気がします。


 そして、演説の際に配られていたパンフレット。

 平松市長の支援団体が配っていたパンフレットは、

 表側を二つに分割し、左に平松市長のこれまでの実績が、

 右に橋下前知事の構想や政治手法への批判が書かれていました。

 裏面では、さらに詳しくこれまでの実績をアピールしています。

 一方、維新の会が配っていたパンフレットは、

 表裏とも、大阪都構想、教育基本条例、職員基本条例などの

 柱となる政策についての説明です。

 最も多くのスペースが割かれていたのは、やはり大阪都構想でした。

 お二人がどのように選挙を戦っていくのかが、

 はっきりとパンフレットにも表れていました。


 好対照のこのお二人、

 それだけに、大阪市民は重要な決断を迫られることになります。

 「誰を選んだところでそんな変わらんやろ」

 という選挙とは明らかに違う、

 価値ある選挙だと、私は思います。

 
 始まったばかりの長い選挙戦。

 私も大阪市民です。

 じっくりと両候補の主張を聞かせてもらって、

 投票に臨みたいと思います!


  
   というわけで今日の一曲は・・・

    Starship  「We Built This City」

     85年の大ヒットナンバー。
     日本のテレビなどでもよく使われる耳馴染みのよいメロディで、
     知ってる方も多いのではないでしょうか。
     さて、大阪の街をより良くしてくれるのはどちらの候補なのか…。

投稿者: 大田良平 日時: 2011年11月16日(水) | コメント (0)

小沢裁判傍聴記

 先週6日と今週14日、

 2回に亘って小沢一郎被告の裁判を傍聴してきました。


 今回の裁判でポイントとなるのは、

 政治資金収支報告書への虚偽記載について、

 小沢被告の共謀・指示があったのかどうか。

 そこで重要になってくるのが、

 元秘書3人が検察から取調べを受けた際に作られた供述調書です。


 元秘書3人の裁判では、

 「圧迫的で不当な取調べだった」との裁判官の判断で、

 供述調書のほとんどが証拠として採用されませんでした。

 つまり直接証拠はほとんど無かった訳ですが、

 裁判所は、随所で「推論」という言葉を使いながら、

 3人の被告に有罪判決を言い渡しました。

 (現在3人とも控訴中)


 小沢被告の裁判でも、検察官役の指定弁護士側は、

 法廷で数々の不自然さや矛盾点を指摘して客観証拠を積み重ねることで、

 有罪判決に持ち込もうとする戦術が予想されます。

 
 ただ、秘書の供述が強力な直接証拠となることは確かで、

 昨日(14日)の公判では、

 「指定弁護士側から証拠請求された」、

 元秘書・石川被告の取調べの際の隠し録音テープが流されました。

 つまり、指定弁護士側は、

 これまでは文面でしか明らかになっていなかった取調べの様子を、

 改めて音声で流すことで、

 「不当な取調べとは言えない」ことを、

 裁判官に認めてもらおうとしている訳です。


 元秘書の裁判では「マイナス」に働いた取調べの様子を、

 「プラス」に働かせようとする、いわば逆転の発想です。

 
 前置きが長くなりましたが、

 私も法廷でこの録音テープを聴いてきました。


 まず浮かんだ感想は、

 「会社の同僚同士で話しているみたいやなあ・・・」

 検察官はいわゆる「ため口」、

 語尾は、「…だからさ~」「…でしょ?」という雰囲気。

 石川被告はさすがに敬語を使っていましたが、

 それでもかなりフランクに話しているイメージです。

 随所で二人の笑い声も聞こえてきて、

 「取調べってこんな雰囲気なん?」と率直に思いました。

 もちろん、相手が国会議員という特殊なケースとも言えるのでしょうが。


 では、「検察官による心理的圧迫や利益誘導があったのか」という点ですが…

 これは正直、判断が難しいです。

 確かに、和やかとも言える雰囲気で、

 私が聴いていた限りでは、

 検察官が声を荒げたりするシーンはありませんでした。

 脅し文句と取れるような言葉も出てきませんでした。

 ただ、会話はほとんど検察官がリードしていて、

 柔らかい言葉遣いの端々に、

 有無を言わせないようなニュアンスが込められていたような印象もあります。

 何をもって、「心理的圧迫」と言えるのか、

 テープを聴いた裁判官はどんな印象を持ったのか、

 興味深いところです。


 今後の公判では、

 元秘書や取り調べを行った検察官らが証人として法廷に呼ばれ、

 年明けには小沢被告本人への被告人質問が行われます。

 今後の公判を傍聴できるかどうか、現時点ではまだ判りませんが、

 またご報告したいと思います。
 

投稿者: 大田良平 日時: 2011年10月15日(土) | コメント (0)

次のソーリは?

 ついに、菅総理が辞任を正式に表明しました。

 29日には、実質的に日本の新しい総理大臣を決める、

 民主党の代表選挙が行われます。

 
 民主党内では各陣営間で様々な「駆け引き」が行われているようですが・・・

 各候補者がいったいどんな政策を持っているのかほとんど見えてこない上、

 それに対して国民がなんの意志も示せないというのは、

 もどかしい限りです。

 「ああ、また政党内のゴタゴタをさんざ見せられて、

  打算と妥協で総理大臣が決まるのか・・・」

 そんなあきらめ声が色んなところから聞こえてきそうです。

 
 しかし、そんな民主党を選んだのは我々有権者だ、ということは、

 動かない事実です。

 近年は選挙のときに「マニフェスト」が大きな判断材料になっていますが、

 それだけではダメだ、ということを、

 皮肉にも民主党は有権者に気付かせました。

 その政党が、その候補者が、

 「これまで何をやってきたか」も、

 しっかり検証して選挙に臨むべきでしょう。

 これまで民主党は政権を担当してこなかったので、その部分が見えにくく、

 「非自民」という考え方で民主党に投票した方も

 多かったのではないかと思います。

 しかし、次の総選挙は、

 久しぶりに「自民党以外の政権」を経てのものとなります。

 有権者がどんな判断を下すのか、注目の選挙となりそうです。

 
 それにしても、日本にはなぜ、

 揺らがない意志と実行力と魅力を兼ね備えた総理大臣が、

 なかなか誕生しないのでしょう?

 本当にそんな人材がいないのか、

 あるいはそういう人物が総理大臣になれないような、

 システムの歪みがどこかに存在するのか?

 よく考えるのは、海外の人には日本の総理大臣はどう映っているのだろう?

 ということです。

 海外の首相や大統領を見ていて、批判的な声も聞こえてはきますが、

 「まあ日本の総理大臣よりはよくやってるよな・・・」

 なんて考えてしまうのは、私だけでしょうか?

 「隣の芝生は青い」なのか、

 あるいは、海外の人から見ても日本の総理大臣は

 「やっぱりダメ」なのか。

 長年の疑問です・・・。


 世界のあらゆる国から賞賛され、

 我々日本人が「いいでしょう!」と世界に誇れる、

 そんな総理大臣の誕生を、

 切実に、切実に願います!


   
  というわけで今日の一曲は・・・

   Carpenters  「Superstar」

    「スーパースター不在の時代」なんて言われて久しいですが、
    確かに各界を見渡しても、
    「万人の尊敬を集めるカリスマ的存在」という方は、いない気がします。 
    政治の世界にスーパースターは現れるのでしょうか?

 

 

 

投稿者: 大田良平 日時: 2011年08月26日(金) | コメント (0)

ヤマトナデシコ!!

 今週は宮根さんが夏休みのため、

 月曜から「ミヤネ屋」司会を担当しております、大田です。

 
 そんな中、嬉しいニュースが飛び込んできました!


 なでしこJAPAN、ワールドカップ優勝!

 
 あのワールドカップですよ!?

 日本人があの独特の形のカップを手にしてキスしたりしてるんですよ!!??

 すごすぎます!!


 2008年の北京オリンピックは4位で惜しくもメダルに届きませんでしたが、

 正直、「まあでもベスト4は立派!よくやった方だ!」と思った方は

 多かったと思います。

 そして、ほとんどの方は、

 その後「なでしこ」の存在を忘れてしまっていたのではないでしょうか。


 ところがどっこい。

 彼女らは「世界一」という目標をしっかりと見据えていて、

 しかもそれを現実のものとしてしまったのです!

 いやもう、どんな言葉を使っても彼女らの快挙を讃えられないような気がして
 
 もどかしいくらいです。


 全ての選手・監督・スタッフを讃えたいと思いますが、

 中でも私が感心したのはやはり澤選手です。

 特に決勝戦の延長後半、土壇場で同点に追いついたあのゴール!

 「もってる」なんて言葉で簡単に片付けることはできない、

 澤選手のサッカー選手としてのキャリアが凝縮されたものだったと思います。


 あとわずかの時間耐え忍べば、優勝が決まる。

 アメリカの選手たちも集中していたはずです。

 そんな時間帯のコーナーキックで、

 二アサイドに素早く飛び込んで、

 わずかにボールのコースを変えてゴールを陥れる。

 恐らく、アメリカの選手は、澤選手が走り出した瞬間に、

 「あっ!」と思ったことでしょう。

 どんなに集中していても、ある瞬間・ある空間に生じる、

 「エアポケット」のようなものを、澤選手が衝いたと言えます。

 もちろん、それをきっちりゴールに繋げる技術・集中力も大したものです。


 15歳で代表デビューして以来、

 色んな苦労があったでしょうし、注目されない悔しさもあったでしょう。

 それでも、黙々とトレーニングに打ち込み、

 自分の技術をとことん磨き続けた18年間。

 それが凝縮されたのが、あのゴールだったと思います。

 
 今大会の得点王・MVPに輝き、

 FIFAが選ぶ年間最優秀選手、「バロンドール」に選ばれる可能性もある、

 澤選手。

 その澤選手を中心に、なでしこたちは今後も躍進しそうです!

 9月に最終予選が始まるロンドンオリンピックでの金メダルにも、

 期待が高まります。

 ワールドカップチャンピオンとして、他国からのマークは厳しいでしょうが、

 「なでしこ」らしいしなやかさで、

 それをはねのけていくのではないでしょうか!

 まずは、リーグ再開までの短い時間ではありますが、

 ゆっくり身体を休めてもらいたいと思います。


 本当におめでとうございます!!

  というわけで今日の一曲は・・・

    小泉今日子  「ヤマトナデシコ七変化」

     ベタな選曲ですんません・・・笑
     「やまと~なで~しこ七変化」よく歌ったもんです。

投稿者: 大田良平 日時: 2011年07月19日(火) | コメント (0)

暗証番号、工夫してますか?

 先日ミヤネ屋でお送りした、「暗証番号の危険」。

 ご覧いただけましたでしょうか?

 
 皆さんも、キャッシュカードやクレジットカードのみならず、

 パソコンへのログイン、サイトへのアクセス、

 ネットショッピングなどなどで、色んな暗証番号を使われてると思います。

 それらの暗証番号を、全部一緒にするのは危険、

 でも種類が多すぎると憶えられない。

 誕生日や電話番号を使うと危険、

 でもランダムに作ると忘れることが・・・。

 「利便性」と「安全性」が相反するのがほんと難しいところです。

 僕の場合、暗証番号を忘れて、

 サイトに「暗証番号忘れました・・・」メールを送ることがよくあります 笑

 
 最近は、手のひらの静脈認証を暗証番号と併用している銀行も多いですし、

 以前取材に行った銀行では、

 金庫室の入り口に、「虹彩」認証システムを採用していました。

 (目の虹彩の模様を読み取って本人確認するわけですが、
  
  なんかスパイ映画みたいでカッコ良かったです! 笑)


 他にも顔認証、指紋認証、声紋認証など、さまざまなシステムがあって、

 これらは「バイオメトリクス認証」と呼ばれています。

 こういったシステムの開発が進んで、精度・コストが改善されれば、

 もはや暗証番号は必要ないような気がしますが・・・

 実はそう簡単にはいきません。


 人間の作るものに「絶対」はないもので、

 例えば静脈認証の場合、

 なんと大根をくりぬいて作った人口の指で登録ができてしまうことが、

 実験でわかったそうです。

 もちろんそれで「なりすまし」ができるかどうかは別の話ですが、

 それにしても大根って・・・。


 他にも、システムが本人を識別する「厳しさ」をどう設定するのかも、

 難しい問題です。

 余り厳しく設定すると、

 「本人が本人と判定されず、ハジかれてしまう」可能性が高くなりますし、

 余り緩く設定すると、

 「他人が本人と判定されて、犯罪に利用される」可能性が高まります。

 ここにもやはり、利便性と安全性の相反関係が存在するのです。


 こういった「完全ではない」部分を巧みに衝いて、

 犯罪者は新しいアイデアを考え出し、

 それに対抗するため、また新しいシステムが登場する・・・。

 延々といたちごっこが続いています。


 「DNA認証」というものも研究が進められているようですが、

 究極の個人情報であるDNAが利用されることには、

 抵抗を感じる方も多いでしょう。

 映画「マイノリティ・リポート」では、

 街中にある監視カメラが主人公の虹彩を識別して、
 
 それと連動した広告看板が、「○○さん!(主人公の本名)」と呼びかけてくる、

 という近未来が描かれていましたが、正直ゾッとしました。

 
 長々と書いてきましたが、この話に「結論」はありません。

 「安全な暗証番号の作り方」も、

 公になった瞬間、安全ではなくなります。

 絶対安全なシステムは恐らく未来永劫生まれないでしょう。

 ただ一つ言える事は、交通事故を防ぐ考え方と同じです。


  『「まさか」ではなく「ひょっとして」』

 
 まさか被害に遭わないだろう、とタカをくくらず、

 ひょっとすると危ないかも・・・

 普段からそういう風に考える癖をつけておくことが、

 犯罪から身を守る一番の方法ではないでしょうか。

   というわけで今日の一曲は・・・

    Iron Maiden  「The Number of The Beast」

     タイトルの「獣の数字」は、
     新約聖書で「666」がそれに当たるとされ、
     キリスト教において忌み嫌われている数字です。
     映画「オーメン」で有名になりました。
     (怖かった・・・)

投稿者: 大田良平 日時: 2011年06月28日(火) | コメント (0)

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