泉佐野市の挑戦?
大阪府の泉佐野市が、
「市の名前」の売却を検討している、
という仰天のニュースが飛び込んできました。
財政難にあえぐ中、
これまでの常識に囚われない幅広い解決策を出していく、という話の中で、
「市名の売却」というアイデアが出てきたそうです。
もちろん前代未聞の試みです。
今のところ想定しているのは、
契約期間1年~5年で、対象は国内外の企業。
例えば読売テレビがこの命名権を買った場合、
泉佐野市は、
「読売テレビ市」とか「あさパラ市」とかになる可能性があるわけです。
さて、この市の命名権の売却、かなり多くのハードルがありそうです。
①市名の変更に伴うコストを上回るだけの
金額を提示する企業が現れるのかどうか
②その上回った分、住民サービスが向上することを説明した上で、
住民が賛成するのかどうか
③契約期間終了後、また次の企業が現れるのかどうか
②に関しては、心理的な要素が大きいのでとりあえず横に置くとして、
(ひょっとするとその心理的要素が、
隠れたコストになってくる可能性もありますが)
まずは①のコスト、標識や書類の刷新などにかかる費用を
厳密に計算することが重要です。
そして個人的に気になるのが③です。
契約終了後、次の企業が現れない可能性は十分にあります。
そのとき、市名を元に戻すとまたコストがかかるわけですが、
そのコストは誰が負担するのか?
あらかじめ、元に戻す際のコストも含めて計算することもできますが、
そうなると企業側のハードルは高くなってしまいます。
契約終了後に元に戻さない、という選択肢もありえますが、
そうすると、次の買い手が現れるまで、
「タダで」広告を提供し続けるのでしょうか?
あるいは、そこで改めて契約延長の話し合いをするのか?
いずれにしても、長期的な視野に立って、
企業との契約期間・契約形態を練らないと、
かなりの非効率が発生する危険性がありそうです。
まあ現段階では、
企業側の、「市名に自社名や製品名が使われる」広告効果への評価が
未知数なだけに、
どう転ぶか分からない話ですね。
名乗りを上げる企業が現れるのかどうか、
どんな金額と契約を提示してくるのか、
注目したいと思います。
というわけで今日の一曲は・・・
Chris Cornell 「You Know My Name」
映画「007カジノ・ロワイヤル」(新しい方)の主題歌。
映画もとても面白かったが、
この曲が流れるオープニングのカッコ良さにやられた!

