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野村明大(ytvアナウンサー)『野村明大の徒然なる道』

徒然なる「いろいろ」…考えてしまいますね、サッカー…

スペインの敗退は、
さびしい限り。

いよいよ時代は、
次へと移行していくのか??

でも、そうなると、
サッカーという競技が
「見る」競技としては、
魅力、半減しちゃいますね。

スペイン的ポゼッション&パスサッカーが
「時代遅れ」になって「採用」されにくくなってくると…

ハイライトでみる分には、
スーパープレーやゴールシーンは
質は変わらないだろうから、
多くのテレビの前の
(私も含め)にわか視聴者&時々視聴者にとっては
さほど影響しないんでしょうけど、

コアなファンにとっては、
さぞかし残念なんじゃないか…??
と、思うわけです。

さて、
今後、どういうやり方が
結果に結びつくのか??
トライアンドエラーで、やっていくしかない…
のかもしれませんが……

その「トライアンドエラー」を、
どのスパンで切っていくのか??ですよね。

日本は4年間、今回のサッカーを目指して
一貫してやってきて、
いってみれば模擬試験では
結構良い成績をとってきて、

中心選手である本田選手やザック監督も、
(たぶん)本気で自信持っていたわけですが、
結果は、散々だった…

もっといえば、
スペインの敗退を
「まさかの」と表現している評論家がほとんどですが、
裏を返せば、
「スペインの敗退を予言」していた人以外は、
ちゃんと
この世界のサッカーの現状を分析できていなかった?
ともいえるんでしょうか…

そこなんではないかな、
という気も、致します…

本田選手は賢いし謙虚に振る舞うことができる人だから、
「これが実力」
「今後どうするか考え直さないといけない」
「時間をかけて今後どうするか整理しないと」
という旨の発言を
繰り返したわけですが…

じゃあほんとに、
この方向性から大きく舵を切るのかどうか??

もっといえば、
たとえば、
スペインのサッカーも「時代遅れ」ととらえて、
これから違うサッカーに向かうんでしょうか?どうなんでしょうか??

まあ、それはスペインが決めることだし、
スペインと日本を同列に扱うべきでは
そもそもないんですが、

要するに、
日本の、世界の、
今回のこのサッカーの状況を、
「どうとらえる」のか?

口でいうのは簡単ですが、
実際、めっちゃ難しい…ですよね!!

日本代表は、
いわば模試の段階では、
ベルギーやオランダ、コスタリカなど、
今大会で強さを見せつけまくっているチームに対して、
むしろ、互角以上の結果を残していたわけで、

それを
「所詮、模試での結果だった」
と捉え、
やはり大きくやり方を変えるのか??

それとも、

「本番だけ、調子悪かった」と捉え、
引き続き、この方向性を目指すのか??

あるいは、
その中庸のところに進むのか?
(これが現実的?でも、一番中途半端??
でも、たとえばザック監督のスタイルでも、
サプライズといわれた大久保選手に加え、
闘莉王選手とか長身FWとかも入れて
普段からパワープレーやカウンターサッカーも含めて
いろんなオプション・引き出しを作っておくくらいは
できただろうし、
やはりそういう路線が、現実的なんでしょうか…)

そのかわり、
そういういろんなことを試す機会と引き換えに、
パスワークの精度や連携の習熟というものが
犠牲になるわけですが…

そしてそれを嫌って、
この4年間、ごく限られたメンバーだけでやってきたのに、
本番で突然、ぶれたといわれるような采配も
なかったとはいえない…ことで、
結局、日本流のサッカーが通用したのか通用しなかったのかも、
実は、ようわからん!
といえる余地が残っている状態になってしまった…

とも思っていまして…


だって、4年間中核であり続けた遠藤選手とか香川選手を
本番で、若干冷遇しちゃったかな。。。と。。。

遠藤選手とかスタメンだったら、
何か変わってた可能性、
本当にないんだろうか?

香川選手がギリシャ戦、スタメンで出てたら、
中央、PA内で、何か起こってなかっただろうか??

そう、「たら話」を今になってできちゃう余地を
残してしまう、
悔いの残る采配、、、、

だったと捉える向きも、
あるかもしれません…

そして、その余地が、
「今後」を議論する際に、
怨念のように、顔を出してくるという…

なんとも悔いの残る、戦い方・・・

だったと指摘する声も、

やはり、排除はできないんでしょうね。。。。


アジアレベルの大会でも、
今思えば、
圧勝した試合でも、よく、

「こんなパスミスしてたら、世界では通用しない。
一発でカウンターで決勝点とられる」
という指摘されるようなパスカット、パスミス、
ちょこちょこ、
出てましたよね。。。。

結局、それを真剣、真摯にとらえる姿勢に
あるいは欠けていたのか…??

それとも、

姿勢はあったが体現できない、
残念ながら、
そうであった、、、のか、、、、、


さて、
パスサッカーをきっぱりあきらめて、
ちがう道を模索するのも一案なのか、どうなのか……

ガチガチにゴール前固めて、
カウンターサッカーに徹する道でも選びますかー!!?

一回、突き抜けた成績を残せば、

「今大会は、不調だったね」
という総括で、
次に進めるのですが、

そもそも、一回の惨敗敗退で、

「目指すべき道は・・・!!?」というところに対して
ぐらぐらして、誰も正解を出せなくなってしまう・・・

ところが、

伝統国、強豪国にはない、
発展途上国、過渡期、、、ならではなんでしょうね……


でも、
たとえスペインであったとしても、

選手の構成次第では、

がらっと、戦術、チームカラーが変わることもある、、、だろうし、、、、

それも、サッカーか。。。

投稿者: 野村明大 日時: 2014年06月28日(土) |

アナウンサー