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野村明大(ytvアナウンサー)『野村明大の徒然なる道』

徒然なる「橋下氏」の出馬について、再度予想…

さて、先日、
橋下さんが市長を辞して国政に出るかどうか?について、
大胆に?笑 予想したところ、

随分、いろいろと反響を頂きました。 

その後の発言なども注意深くウォッチしていますが、
このテーマについて、
また懲りずに、「私見」を述べてみたいと思います。

先にくどく断っておきますが、
これ、あくまで、私の個人的見解に過ぎませんので、
くれぐれも、その大前提は、踏まえていただければ…笑 


維新は、次期衆院選で、
過半数を目指しています。

ということは、

「目指す過半数を獲得した場合、
この人を総理大臣に掲げ、こういう政策の実現を目指します」と、
明示するということです。 

後者は、言わずとしれた「維新八策」。

仮に、橋下さん自らが出馬しない場合、
「前者」、つまり「総理大臣候補」として、
有権者に対し、誰を提示するのでしょうか? 


中田さん?東国原さん? 
あるいは、維新コアメンバーの、たとえば浅田府議のような地方議員が転身? 

それとも、維新塾から全くの新顔??

私が今述べたような「状況」を、
まず、目を閉じて、想像してみてください。 

さて、有権者は、
橋下さんが先頭に立つ維新に対するのと、
同じような印象と期待を、

その「状況」に対して、抱くでしょうか?
 「抱く」と、維新の選対本部は考えるでしょうか??


私の個人的主観的分析では、
「NO」です。 


つまり、そういう状況になりそうなとき、
維新を支持する有権者と維新内部から、
「橋下出馬待望論」が、
確実に、沸き起こるでしょう。 

さて、では次の問いです。


そういう声が高まった時、
「それでも、僕は、出ない」と言い続ける、
断固として出馬の道を断つ。 

そういう布石となる発言を、
今、橋下さんは、しているでしょうか?? 

私の個人的主観的分析では、「していません」。

会見で、A放送のKキャップが「出ますか?」と聞いたとき、
「出ません」と応えました。 

「出ろという市民の声が高まっても?」と続けて聞くと、
「出ないでしょうね」と応えました。 

その微妙なニュアンスの変化と、その瞬間の表情が、
私の個人的主観的私見の、小っちゃ~な「根拠」です。笑

その他のぶら下がりや会見の、
この手の質問に応える際の、微妙なニュアンスや表情も、
注意深く、分析してみました。 

やはり、

「断固として絶対に、次期衆院選に出馬しない」という明確なメッセージ性は、
私個人の感想では、感じとることが、できませんでした。

もちろん、「出ない」という言質は、
何度も、繰り返しています。 

よって、
「出る」という決断を下す際には、
「変節」について、謝罪し、
その理由を説明する責任は、生じるでしょう。


ただ、もし「出る」となれば、
そこについては、橋下さんは、当然、織り込み済みでしょう。 


理論武装して説明し、
そして有権者の多数派の「理解」を得られる、
ことが前提となりますが、

要するに、そう持っていける「自信」が、
彼にあるかどうか?です。

さて、その「自信」は、
彼の中に「ある」と、私はみています。

ですので、維新の「選挙戦略」的観点からは、
橋下さんは「出馬」という方向ベクトルが、最有力であると考えます。

もちろん、「出馬」しない選択肢も、
十分に、その余地は、あります。

最終的には、選挙戦に突入した際、
「どうするのが一番いいのか?」という、
本人の総合判断になります。


当然、維新の立場に立った際、
「不出馬」でもOKな他の選択肢があれば、
不出馬の可能性も、あります。

正確にいえば、
本人は、まだ決めていないと推察しています。

「出る」とも「出ない」とも… 


ただそれはイコール
「出ないと固く決めているわけではない」ということなんだと、
私は理解している、ということです。

当然、選挙戦になれば、
「党首討論」も、頻繁に行われるでしょうし、
むしろ、橋下さんにとっては、絶好の主戦場にしたい場所のはずです。

本人が出て、思いをアピールしたいでしょう。


維新で「次期総理候補」の別の顔が用意できた場合、
その手の「討論」には、どちらが出るのでしょうか?

橋下さんが出る場合、
出れば出るほど、その「候補」の影は薄くなります。

ですから、そんな選択肢は、あり得ないでしょう。

要するに、行き着くところは、
「人材難」ということです。

インパクトのある現役国会議員や首長で考えの近い人達もいますが、
その人達が「候補」として表に出てくれば、
それは、橋下新党ではなく、その人達の「新党」です。

さて、ここまでが、
「選挙戦略上」のあり得べき「推論」だとすれば、

ここからは、純粋に、
「政策実現上、どちらの方が近道か?」というアプローチです。

大阪改革、道州制、大阪都構想、、、、、 
大阪に関連する政策だけに絞ってみたとして、

「大阪市長」のままと、「国会で一定数を持つ政党の党首」と、
どちらの方が、より実現しやすいでしょうか? 答えは、言うまでもありません。

唯一最大の障壁は、
「有権者の理解が得られるか?」だけです。

当然、彼は、ここを慎重に判断するでしょう。 

彼にとって「有権者の理解」とは、
「選挙で勝たせてもらえるかどうか?」以上でも以下でもありません。


要するに最後は、
「自分が出て、選挙で勝てる状況にあるかどうか」の一点を基準に、
彼は判断するだろうということです。

勝てると思えば出るし、勝てると思わなければ出ない。 

そこをどう判断するだろうか?ということだろうと思っています。

私は彼が
「勝てると判断する」だろうと、
個人的主観的に分析しているので、

「出馬する」だろうと、
予想しているわけであります。 


ただ、それだけのこと・・・・ 


であります。。。。^^

投稿者: 野村明大 日時: 2012年09月01日(土) |

アナウンサー