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野村明大(ytvアナウンサー)『野村明大の徒然なる道』

徒然なる「安全」を確保…などという言葉を軽々しく…

新内閣に対し、

「ここだけは、言っておきたい」

と思うことがあります。

まず、


「脱原発依存という基本的な流れの中で、

 丁寧にエネルギーの基本計画を作らないといけない」


この「文章」ですが。。。。


正直、、、「なんじゃこりゃ!!?」、、、、って感じ、、、、ですが、、、、、


まあ、いいでしょう。。。。


(これを作文したのが、「官僚」でないのなら、ごめんなさい、ですが…)

官僚は、

こういう「はしにも棒にもかからない」文章を作成して、


悦に入っている、、、というか、、、、


「仕事をした気になっている」、、、、、とでもいうか、、、、、

「日本の将来方針を、文章にまとめた」、、、、気になっている、、、、、


ことは、さすがに、、、ないか、、、、

いや、これで、

もし、この文章を作った人が、そう思っていたら、


ある意味、「空恐ろしい」、、、ですが、、、、、


まあ、

それは、

さすがに「ない」と、

信じましょう。。。。

で、

まあ、

こんな「抽象的の極致」・・・・ みたいな、しょーもない文章は、

放っておいて、、、ですね。。。。


「再稼動」


もし、したいと思ったとしても、


「安全を確保することを前提に、再稼動…」


とか言うのだけは、

本当に、絶対に、

やめていただきたい!!

原発に関して、

簡単に、「安全」など、「確保」できない、、、

ことが分かった、、、というのが、、、、、

福島の「教訓」です。

「安全確保」などという言葉は、


「言うは易く、行うは難い」

まさに「典型例」であることが、

はっきりと、分かったのであって、、、、、


科学的に、理詰めで考えれば、


「安全を確保した!」などと、言えるわけは、ないのですから!!


それでももし、

「安全を確保」などと、


本気で平然と言うとなれば、


まさにそれは、

非科学的思考回路でしか到達し得ない

羨ましい境地であって、

きっと、そこには、

極楽という名のとんぼが、

わんさか、飛び回っているに違いない、、、とさえ、、、、

私は、

思います。。。。。

「どうしても、再稼動しなくてはならない。」

「再稼動しなくては、失われる命だって、あるんだ」

という立場にたって、

真剣に「再稼動」の必要性を訴えたいということなのであれば、

最低限、

「安全を確保」などという

まやかしの文言、、ではなくて、、、、


正直に、

あらいざらい、ありのままの

「リスク」を説明し、説得することでしか、

あり得ない、と

肝に銘じていただきたいと、切に、思います。


そのリスクを

十分に説明して、


それでなお、

当該県の県民の皆さんのみならず、

近隣府県の県民の皆さんに至るまで、


「よし、そんなことなら、

 たとえ、リスクは甚だ多大かもしれないけれど、

 日本のために、

 国民のために、

 私たちが、そのリスクを、どきどきしながらでも、

 引き受けましょう!」

と納得されるのであれば、

「再稼動」も、

場合によっては、

「新規建設」も、


「あり」・・・なのかもしれませんが、、、、

それができないなら、

その説得さえできないなら、

見切り発車的な「再稼動」と、

まやかしの「安全確保」などという言葉で、

責任もリスクもあいまいなまま、

惰性で転がっていくというのは、

許されないことでしょう。


果たして、

リスクをありのまま説明して、


「よしわかった!」と快く引き受けてくれる住民が、

いるのだろうか??

と、


率直に思いますが、

そこが明確に

説明・説得できないようであれば、

それは、、、、

なしでしょう!!


少なくとも、

「安全確保」と、本気で信じて言うのなら、

そのおっしゃっている当人達が、

「その場所に住む」

それくらいの覚悟がないと

言うべき言葉ではないと思いますし、


リスクに関しても、

そうですね!


「自分がいざとなれば、引き受けられる」レベルのリスクでないのに、

「他人には頼む」などというのは、

私は、

「人として」

あり得ないと、

思います。


というわけで、


徒然と、、、、、

ばばっと、まとまりもなく、、、、

書きましたけれども、、、、、

「安全確保」などという言葉を、

軽々しく使うことだけは、


本当に、金輪際、やめていただきたい!!

リスクに関しても、


正面から向き合い、

説明・公開、してほしい。。。


原発に関わる政策を、

これからも、継続していきたいとおっしゃるなら、

これらは、

最低レベルの、


人間としての「心得」だと、

私は、思います。

投稿者: 野村明大 日時: 2011年09月03日(土) |

アナウンサー