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野村明大(ytvアナウンサー)『野村明大の徒然なる道』

徒然なる「スポーツアナ」の世界は、厳しい…

21時過ぎ。。。。

アナウンス部には、

私と、、、讀賣テレビスポーツアナウンサー4人。。。


合計5人、、、の姿が、、、、ありました。。。。。


世間様でいうところの

「ゴールデンウィーク」前半。。。。


土曜日の夜9時過ぎ。。。。。

「働いていない…」

「働いていてはいけない…」(笑)

時間帯であります。。。。

私は、

実は、きょうは、「夜勤」ニュース担当。。。


休日の夜間、、、、

ほとんど誰もいない時間帯、、、、


だからこそ、、、


「何か」が起こったとき、、、、

社内に「たった一人」の「アナウンサー」として、、、、

「全て」をやる、、、、為に、、、、

輪番制で務める「役割」、、、であります。。。。


もちろん、、、

この後の「夜のニュース」読みも、担当いたしますが。。。。

で、


「スポーツアナ」陣は、

一体、なぜ、、、残っていたのかといいますと、、、、、、


きょうの「阪神戦デーゲーム」生中継の、、、、「反省会」、、、、であります。。。。


きょうの放送を録画したものを


中継アナ達4人(小澤、尾山、本野、立田)で、

何度も巻き戻し、再生を繰り返しながら、、、、


侃々諤々(かんかんがくがく)・・・・・

やっています。。。。

その内容たるや、、、、


本当に、、、「シビア」、、、ですよぉ。。。。!!

「細かい」、、、ですよぉ。。。。!!  (笑)

「あの場面、このネタの選び方は、ないんじゃないか?」

「このシーン、あのコトバづかいは、ないんじゃないか?」

「声のトーンが、違う!」

「〝間〟が悪い!」

「喋りに〝クセ〟が出ている!!」


とにかく、、、、

とにかく、、、、、、「シビア」、、、、であります!!!


ただ、、、、

スポーツアナウンサーは、

声だけで、

ゴールデンタイムに、何時間も、、、、

「放送」に耐えなければならない、、、「役どころ」、、、、、

いわゆる「喋りのプロ」とされる

「アナウンサー業界」の中にあって、、、、

「プロ中のプロ」

「キングオブアナウンサー」と

自他ともに認められる「立場」、、、、なのです。。。。


正直、、、、

私も、、、久々に、、、

あの「厳しい」中継反省会の場に立ち会って、、、、


身が引き締まる、、、、思い、、、、、でした。。。。。

報道畑に移ってからは、、、、


「ネタの内容」

「ネタの選び方」

「原稿の一言一句」

などは、


厳しく精査し、精査され、、、、

吟味し、吟味され、、、、


ることこそあっても、、、、

喋りの「トーン」「テンポ」「間」、、、、


こういった「技術論」に絞って、

「喋り」の原点に立ち戻る、、、、、、ことは、、、、、、、、

多くなかった、、、からです。。。。

う~ん、、、、

シビアですよ。。。。


やっぱり、、、スポーツアナの世界は、、、、、、


野球でも、

投球間は、10秒、20秒の世界。。。


サッカーでも、

用意してきた「とびっきりのネタ」を喋っているときに、

いきなり「シュート!」。。。。

なんてことも、、、、しょっちゅう、、、、ですから。。。。


その何秒、10何秒に、

一切無駄のない「コトバ」「語彙」を打ち込むのは、、、、


まさしく、、、「技術者」、、、、の世界、、、、、


だと、、、、思いますので。。。。


う~ん、、、私も、、、、


アナウンサーとしての、いわば「実家」は、、、、、 「スポーツ」畑、、、、、


ですので、、、、


ちょっぴり、「原点」に返れた、、、、

「身の引き締まった」、、、、


時間、、、、でした。。。。

スポーツアナの皆さん、、、、、

生中継、、、お疲れさまでした!!!

投稿者: 野村明大 日時: 2011年04月30日(土) |

アナウンサー