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野村明大(ytvアナウンサー)『野村明大の徒然なる道』

徒然なる「ダム問題」ダブルスタンダード

テンのオンエア

ご覧頂けましたでしょうか?

槇尾川の65ミリ破堤ポイント

シミュレーション上で唯一無二のポイントを

河川整備委員の視察ポイントから、当初外していたこと。。

故意であれ、

たまたまであれ、


あり得ない話だと思います。


そもそも、

「たまたま」だとしたら、意味不明ですが。。。


府の釈明は、


「府のフローでは、65ミリ、80ミリで危険度Ⅱがあれば、

 65ミリ以上の整備をすることになっているから」

というものですが、

(そもそも、このフローに大いに疑義があり、

 再三、橋下知事にも異議を唱えていますが、

 いまだ、修正される気配もありません)

こんな屁理屈は、

実はちょっと、このフローを勉強すれば、


馬鹿馬鹿しくて笑ってしまうレベルの「屁理屈」です。

「80ミリ対応での危険度Ⅱが出れば、

 65ミリ以上の整備をすることに決まっている。

 だから、

 80ミリの破堤ポイントを優先した」

府は現在、

65ミリ対応の治水整備として、ダムを考えています。


つまり、

80ミリで破堤するポイントは、

いくらダムを造ったからといって、すべては解消できない。


だからといって、

「重要でない」と言うつもりは、全くありません。

時間が許すならば、

見ておいたほうがいい現場に決まってますから。


ただ、


65ミリで破堤するポイントよりも優先してまで

見せるポイントでないことだけは、

100%間違いありません。

世の中に、「100%はない」といいますが、

私は、これは、100%と言っていいレベルで、間違いないと思います。


80ミリで破堤するといわれるポイントを、順次視察する。


そこに、都市部、住宅街が広がっていて、

ここが破堤すると危険ですよ、と説明する。

そう言って、65ミリ対策のダムを進めようとする。


もしこういったことが、

仮に行われているんだとすれば、

府民・国民に対する

とんでもない背信行為ではないでしょうか?


しかし、


65ミリだの80ミリだのハイウォーターだのと、

難しい話になるため、


どうしても、

首長もマスコミも、

技術系官僚との議論、取材は

腰が引けて、「もういいや」となってしまう傾向にあります。


私は、

自信を持って言わせていただきますが、


そんな理屈を本気で心から信じているのだとすれば、

理系失格だと思います。


もっとも、本気で心から信じて主張しているのだとは

思っていませんが。。

投稿者: 野村明大 日時: 2010年08月12日(木) | コメント (2)

コメント

オンエア見ました。
官僚なんてあんなもんでしょ。
治水目的というよりも、ダムを作ること自体が目的ですから。
委員会側からも破提ポイントが入っていないことを指摘する声が上がらないことが不思議です。

最近は雨の降り方が変わってきている(僕の印象であってデータの根拠はありません)のに、昔ながらの治水のアイデアが通用するとは思えません。

最近は局地的に大雨が降っているので、ダムの効果は疑わしく思っています。

投稿者: マメノシン 日時:2010年08月12日(木) at 13:37

日本の山って「動かざる」ように見えるけど
実は常に崩れているわけで。

常に緩やかに。時に急激に。

大津川支流の源流部分もそれは変わらないはず。

六甲から流れる川も大津川も傾斜角度と長さは違うけど
河川そのものの基本原理は同じっすよね。

降った雨はサッサと海へポイしなきゃ^^

ダムなんてポイしてくだしゃい^^

投稿者: (・e・) ←大阪府民ではありません 日時:2010年08月12日(木) at 14:44

アナウンサー