Top

野村明大(ytvアナウンサー)『野村明大の徒然なる道』

徒然なる「感動」大人になって、「不思議」は「感動」に昇華する!?

今回は、ちょいと長いですよー。

「感動」というよりは、「感傷」の類かもしれませんが。。(笑)
ーーーー


小学校に入る前くらい。

僕はかなりの絵本好きで、よく母親が読んでくれたものです。


ある日、母親が、「自分の学生時代の同級生が、今度絵本を書いた。
それが発売になって、
それを家に送ってきてくれた」
といったようなことを言って、新しい絵本を、読んでくれました。

その本は、猫が主人公の物語で、
僕には、なんとなく不思議な雰囲気のお話でしたが、
その本を読みながら、なぜか母親が涙ぐんでいた記憶は、うっすらとあります。

その本の内容は、奥が深そうでしたが、僕は、その深層まではっきり「わかった!」と思う瞬間は、
子供心に、ついぞなかった、、と記憶しています。

ですから、「どんなお話だった?」と聞かれても、当時は、はっきり説明できなかったと思います。

子供心に、「不思議なお話だなぁ、、、」とは、いつも思っていましたが。

ただ、なんとなく、その本の、絵とか、雰囲気とか、そういうのが好きで
しょっちゅう読んでいたので、大人になっても、はっきり、絵とか、雰囲気とか、
絵本のタイトルとかは、覚えているんです。

当時数多くあった「昔話」系の物語とは違って、
子供向けの絵本ながら、
大変スタイリッシュで、前衛的な雰囲気も漂っていた記憶があります。

ーーー
さて、先日、新聞をぱらぱらめくっていると、、、


なんと!その絵本の広告が!!全面に!!!出ていたんです。
「発売30年記念」といったようなことが銘打たれて。

「へえぇ、懐かしいなぁ。。確かに、自分が小学校に入る前くらいだから、
ちょうど30年前くらいかぁ。。
あの頃は、前衛的な感じがしたのに、もうロングセラーで、今や、
絵本の中でも、クラシカルな部類に入るんやろうなぁ、、、」


そんなことを思いながら、

その広告には、ストーリーも全部載っていました、ので、

何気なく、そのストーリーを、読んだんです。。。


ーーーー
で、、、大変感動しました!


子供の頃には、ぴんとこなかった、その本の、「感動のエキス」を、十分に感じ取ることが
できました!大人になって。。。。


子供の頃には、その本の、「感動のエキス」を
「不思議なエキス」として感じていたんですが、


その当時に「読んでいた記憶」が、大人になってからの「感動」を、より一層増幅させた
ような気がします。。。


というわけで、妻と一緒にその広告を読みながら、ぼろぼろと号泣した次第です。

え?それは、なんという絵本なのか?って?

確かに、これだけ書いてそれを紹介しないのは、消化不良ですよねぇ。。

でも、まあ、ここでは、敢えて紹介しないことにします。


「良い消化不良」というのも、きっと世の中には、あることでしょうし。。。(笑)

でも、是非、その本を探し当てて、読まれることをお奨めします!
きっと、感動して涙しますよ。

投稿者: 野村明大 日時: 2007年08月27日(月) | コメント (1)

コメント

その絵本、とても気になりますね(笑)
猫が主人公の絵本ですか・・・。
「100万回生きたねこ」しか思い浮かばないというこの頭w
あ、合っていたらすみません。
他の方の「良い消化不良」の邪魔ですよね(笑)

ちなみに「自分にとっての思い出の絵本」ってなんだろう、と
今ふと考えてみたら「はらぺこあおむし」でした。
あ、誰も聞いてませんよね、はい。

投稿者: 通りすがりの人 日時:2007年08月27日(月) at 17:04

アナウンサー