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道浦俊彦(ytvアナウンサー)『道浦俊彦TIME』

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Q&A

新・ことば事情

4608「マクロ」

 

会社のパソコンのOSってんですか、よく分からないんですが、それが先日入れ替えられたらしい。それ以来、どうも具合が悪い。何でも「直せるものと直せないものがある」そうで。お医者さんのようなことを言います、専門家は。素人でも同じ答えになると思いますが。で、先日もいつものように、パソコンをいじっていると、いきなり「警告」のような画面になって、こんな文章が出現しました・。

 

「マクロにはウイルスが含まれている場合があります。通常マクロを無効にすると安全ですが、マクロが適正な場合は機能が使えなくなります」

 

で、どうしろって言うんだ?と思ってよく見ると、その下に2つのボタンが。

 

「マクロを無効にする」「マクロを有効にする」

 

どちらかを選ばないと先へ進めないらしい。

「マクロ」が一体何なのか?がわかりません。「マグロ」でないことは分かっていますが。「ミクロ」でないことも分かっていますが。「マクラ」・・・ではないですよね?・・・デカいんでしょうな、「マクロ」って言うぐらいですから。

「無効」にすれば「安全」だって書いてあるから「無効」を押そうかな、でも、「マクロが適正」な場合は、

「機能が使えなくなる」

と書いてある。そもそも「マクロ」が何のことか分からないのに適正かどうかなんて分かるわけがないじゃないか。もし「適正」だったら・・・機能が使えなくなる・・・「機能」ってどんな「機能」?でも・・・コワイ・・・。

マウスを操る手はピタッと止まって動かなくなったのでした。

しかし、そんなこともしていられない、「機能」が使えなくなったら困るから「無効」は押せないので、「有効」を押しちゃえ、ええい、ままよ!「有効」を押した!!!

・・・・特に何も起こらず、普通にデータは開きました。ほっ。

さて、次の日。また同じ画面が出現。少し気持ちの余裕ができた私は、

「今度は『無効』を押したらどうなるかな?」

と、こわごわ「無効」をクリック・・・・特に何事もなく、データは開きました。

うーーーむ、一体この画面の意味は何だろう?

そもそも「マクロ」って何?

 

(2012、2、1)

2012年2月 8日 09:51 | コメント (0)

新・ことば事情

4607「アクビノビス」

 

7年ぶりに改定された『新明解国語辞典第7版』を読んでいると、

「欠伸」

という漢字表記が出てきました。もちろん、ご存じのようにこれは、

「あくび」

と読みます。それはいいのですが、「表記」のところに、

「今日の用字『欠伸』は、もとアクビノビスと訓(ヨ)んだ」

とあるではないですか!

「アクビノビス」

って何、それ?「アクアポリス」か!「もと」ってどのぐらい「もと」なの?

「第6版」にもこれは載っていましたが、まったく同じ表記なので参考になりません。『新明解』の見出し語に「アクビノビス(あくびのびす)」はありません。

仕方がないので、『精選版日本国語大辞典』を引くと、載っていました!

「あくびのびす」(欠伸)=手足を伸ばしてあくびをする。<用例>『観智院本妙義抄』(1241)「欠伸 アクビノビス」

ああ、「もと」というのは鎌倉時代のことだったのですか。それは知りませんでした。今からざっと900年近く前ですねえ・・・。

 

(2012、1、30)

2012年2月 7日 11:23 | コメント (0)

新・読書日記 2012_016

『宮澤賢治、ジャズに出会う』(奥成達、白水社:2009、6、30第1刷)

 

新聞緒書評で見かけて、「宮沢賢治」と「ジャズ」という組み合わせの妙に惹かれて、去年の11月下旬から読み出して、ようやく読了。(当初、「2011読書日記211」で書く予定が、なかなか読み終わらずに、年をまたいでしまった・・・)

去年東日本大震災があって、岩手出身で「明治三陸大津波」の年に生まれて「昭和三陸大津波」の年に37歳で亡くなった詩人・宮沢賢治に、これまで以上に注目が集まっているのではないか。もっともこの本は、2009年に出たものだけれども。

文章はちょっと硬くて、構成も引用が多く、字の分との区別が分かりにくいことや、宮沢賢治とジャズの関係があるのは最初のほうだけで、あとは話が広がりすぎで、興味深くはあるが、読みにくかったというのが実感です。

宮沢賢治の詩や文章に音楽がベースに流れているというのは本当だろうなと思う。

最近良く耳にする「タブレット」、「i-Pad」など「情報携帯端末」のことだが、私などが「タブレット」と聞いて思い浮かべる「錠剤」の意味の「タブレット」以外にも、こんな「タブレット」を宮沢賢治は使っていた。

*「こつちは最終の一列車だ シグナルもタブレットもあつたもんでなく とび乗りのできないやつは乗せないし とび降りなんぞやれないやつはもうどこまででも載せて行つて 北国あたりで売りとばしたり」

これは大正151926)年、同人詩誌の『銅鑼』編集発行・草野心平)7号に発表された「『ジャズ』夏のはなしです」という詩。

それを改稿した「岩手軽便鉄道 七月(ジャズ)」という作品は『春と修羅第二集』に収録、とありました。

 

 


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(2012、1、29読了)

2012年2月 6日 18:41 | コメント (0)

新・ことば事情

4606「あぎと」

 

7年ぶりに改定された『新明解国語辞典第7版』を「読んで」いると、

「あぎと」

という言葉にぶつかりました(そう、まだ「あ」なんです)。

「あぎと?『仮面ライダー』にそういう名前のがいたな。息子が小さいときに映画を見に行ったような気がするぞ。」

と思いながら意味を読んでみると、

『あぎと(※漢字は「にくづき」に「鰐」のつくりと同じ字です)=「あぎ」は「あご」の意。「と」は「門」「所」の意。①(雅)あご。②魚のえら。』

え!そうなの!「あぎと」って「顎」のことなのか!

「あぎ」=「あご」

ですか。「と」が「門」というのは「港(みなと)」の「と」と同じですね。

「みなと」=「水(み)な門(と)」→この「な」は、「の」意味。

ふーん、日本語って本当につながっているんだなあと思いますね。

ところで「仮面ライダーアギト」は、そういう意味だったのかな?「あご」って、英語で言うと、

「ジョーズ」

つまり「仮面ライダー・ジョーズ」

 

(2012、1、29)

2012年2月 6日 18:23 | コメント (0)

新・ことば事情

4605「『新明解第7版』の『赤』」

 

7年ぶりに改定された『新明解国語辞典・第7版』、最初から読み始めました。

第6版は1620ページでしたが、「第7版」は1642ページと22ページ増えました。読み応えがあります。気づいたことを記していきますね。

「あ」でまず目に留まったのは「赤」。「第6版」ではその意味は4種類しかありませんでしたが、今回は6つに増えています。増えたものの一つは、

「校正・簿記などに用いる赤色の字。(例)ゲラ刷りに赤を入れる」

で、もう一つは、

「(赤い色を旗印にしたことから)共産主義(者)。(例)かつてはマルクスの『資本論』を持っているだけで赤と言われた」

で、ともに「第6版」では3番目の意味の中に含まれていたものが、独立しました。

用例は簡単に、

「赤狩り」

でも良かったのでは?と思いますが。ちなみに「第6版」では3番目の意味が、

「停止・危険を知らせる信号の色。校正・簿記などに用いる赤色の字。また象徴的には共産主義(者)。(例)彼は赤だ」

となっていました。うーん、確かに「第6版」は押し込みすぎでしたね。こういったところにも、辞書の改訂は目配りをしているのですね。

 

(2012、1、29)

2012年2月 6日 11:22 | コメント (0)

新・ことば事情

4604「『新明解第7版』の『本格的』」

 

7年ぶりに改定された『新明解国語辞典・第7版』、ぱらぱらと見ていて目に留まったのは、「本格的」

という言葉。その用例、たしか「第6版」には、

「『新明解国語辞典』は本格的な小型辞書だ」

という自負とも宣伝とも取れる用例が載っていたなあと思い、7版を見ると・・・ない!消えています。「第6版」では、

「本格的な学術論文」「本格的に復旧工事を始める」

という例文も載っていましたが、これはそっくりそのまま「第7版」にも載っています。でも「新明解国語辞典は」・・・の例文は消えている!さらに!「第6版」では、

「本格的なフランス料理を出す店」

という用例が載っていたのですが、「第7版」では、

「本格的な懐石料理を出す店」

と、和風に変化しているではないですか!

これは編集委員の「料理の好み」なのでしょうか?

「フランス料理」を「懐石料理」に変える必要がどこにあったのか?と思ってよおく見てみると・・・あ、そうか、

「字数の問題」

だな。「フランス料理」は6文字、「懐石料理」は4文字。これで「2文字」削減が可能なのですね。道理で、「第7版」の「懐石料理」の用例は、行の一番下のところまで使っています。もし、これを「フランス料理」にしていたら、2文字分、次の行に食い込んでしまうところだったのでしょう。「第6版」の「フランス料理」は、「行の半分ぐらい」で止まっていて空白(余裕)がありましたが。でも別に「懐石料理」じゃなくて、

「中華料理」(もしくは「中国料理」)「台湾料理」「韓国料理」「印度料理」

でも良かったのかな?

というか、「本格的」の用例の数が、一つ減ってもまだ三つもあるというのは多すぎない?

 

(2011、1、29)

2012年2月 5日 18:21 | コメント (0)

新・ことば事情

4603「天敵2」

 

「平成ことば事情4436」でも書いた「天敵」の続きです。(ちょっと、間が開いてしまいましたが。)

2011年11月24日の朝刊各紙のスポーツ欄大相撲九州場所で横綱・白鵬が、稀勢の里と対戦して勝ったことを報じるもの。各紙の「見出し」は、

(読売)「白鵬 天敵・稀勢封じ」

(朝日)「天敵」冷静に寄り切り

(産経)「白鵬全勝綱の意地 天敵・稀勢の大関取りに"壁"」

本文のほうは、読売と朝日だけですが。

(読売)「唯一無敗の白鵬は、厳しい攻めで難敵の稀勢の里を退け、11連勝とした。」

(朝日)「1年前に連勝記録を『63』で止められた天敵を冷静に退けた。」

というように、「天敵」を使っていました。

いまや、新しい意味での「天敵」も新聞のスポーツ欄でも定着したということですかね。

 

(2012、1、29)

2012年2月 5日 12:20 | コメント (0)

新・読書日記 2012_015

『電化文学列伝』(長嶋有、講談社文庫:2011、11、15第1刷)

 

長嶋有の面目躍如と言うか、よくこんなところ(小説の中で取り上げられ、表現されている電化製品)なんてところに目が向くな、と。フェチ系ですね、ここまでくると。マニアです。似たようなもので思い出したのは、子供の頃に切手を集めていたが、そういった切手収集家の間でも、「電車」とか「蝶」とか「動物」とか、「動物」でも「パンダ」だとか「犬」だと「猫」だとか、テーマを決めて(絞って)集めている人たちがいたが、それに似ている気がする。そういった「狭い世界」を一度味わってみるのも、いいかもしんない。

 

 


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(2012、1、29読了)

2012年2月 5日 11:31 | コメント (0)

新・読書日記 2012_014

『図書館の主1』(篠原ウミハル、芳文社:2011、8、24初版・2012、1、15第5版)

 

こんなマンガ、あったんだなあ。舞台は私設の児童図書館。主人公はそこの司書と、たまたま訪れて虜になるオトナ(男)。懐かしい絵本や物語も出てくる。「ニルスの不思議な旅」、読んでいないが知っている。でも、著者が「女性初のノーベル文学賞受賞者だった」というのは知らなかった。勉強になる。単行本第2巻も出ているらしいが、近くの書店にはまだなかった。待ち遠しい。

 

 


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(2012、1、24読了)

2012年2月 4日 17:26 | コメント (0)

新・ことば事情

4602「風があると光は揺れるのか?」

 

先日、マンションの部屋から夜景を見ていて、照明・ライトの光が(「ライトの光」は重複か?)ちらついているのに気が付きました。これまでもいろんな場所で夜景を見ていて、その光が揺れていることに出会ったことがありますが、なぜ揺れているかを考えたことはありませんでした。

 

この「ちらつき」は「空気の揺らぎ」なのでしょうか?

 

光は直進性を持ちます、空気の中を通るわけですから、その空気が揺れる=風が吹くと、直進しなくなるのではないか?それが「ちらつき」に見えるのではないか?

目がチラチラするのは、もちろん目のほうに問題があるケースもあるだろうけど、夜景の光が揺れるのは風のせいではないか?と思ったのです。

ほんまかいな。

あまり近いところの光は揺れない(ちらつかない)ですね、かなり離れたところの光は揺らめく(?)があったら、屈折率が変わって揺らめいて見えるのではないか?「蜃気楼」と似たような現象なのではないでしょうか?

言葉の問題ではないけど、疑問に思いました。

どなたか、詳しい方ご教示ください!

 

(2012、1、29)

2012年2月 4日 12:46 | コメント (0)

アナウンサー