青と赤と緑のコントラスト

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青と赤と緑
KGブルー・不死鳥レッド・グリーンターフ
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これぞインスタ映えする光景...(^^;;

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年に1度だけ、甲子園球場の内野が芝に覆われる日

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第72回甲子園ボウル
関西学院大学17-23日本大学
日大が27ぶりの学生日本一になった
東日本代表校が頂点に立ったのも11年ぶり

下馬評では立命館との死闘を制した関学有利
もしかしたら大差をつけての勝利の予感すらしたが勝負事はわからない...

開始3プレーで先制タッチダウンを奪った関学オフェンス陣
日大最初の攻撃をパントに追いやった守備陣
試合の入りとしては最高だった

『あの立命館とは違う。勝てる...』
そんな心の隙ができたのかもしれない

関学らしからぬ軽微な反則
相手パンターの超絶素晴らしいパントで苦しいフィールドポジション
前半途中までリードしていた関学だが
ボディーブローのようにじわじわとモメンタムが移行していた
何よりもランプレーが出ていないことが決定的だった

甲子園ボウル最多優勝回数を誇る関学には絶対的な組織力やノウハウがある
後半の再逆転を期待していたが、日大攻守ラインメンの奮闘、キッキング、
綺羅星のごとく現れた1年生強肩QB林大希選手のクレバーなパフォーマンスに
描いていたシナリオを打ち砕かれた...


試合後、関学鳥内監督は
『今年はチームが1つになるのが遅かった。勝たせてあげられなかった私の責任』
とすべてを背負った

一方、チーム再建を託された日大内田監督は、
QBだけでなく他の1年生も起用し、またその期待に選手も見事応えた
関学鳥内監督も『しばらく日大時代が続きそうだ』
と東のライバルの生まれ変わった姿に脱帽した

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かつて故篠竹監督の下、
ドラゴンフライと呼ばれるショットガンオフェンスで学生アメフト界に君臨した日大
その後名を轟かせた法政。ともにお家騒動などもあり安定した地位を築けなかった中、
関学はほぼ恒久的な存在を見せている
ひとえに鳥内監督以下、首脳陣の【関学愛】の賜物だろう

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井若主将ら4年生は涙が溢れていた
パフォーマンスを封じ込まれた3年生QB西野は唇を噛んだまま日大の喜ぶ姿を見つめていた
『関西勢の連勝を僕が止めてしまった。歴史を変えてしまった。でももう1回も負けたくない』
と、うなだれつつもしっかりと前を見た


【悔しさが人を成長させる】


関西学生アメフトには当たり前のように存在する。
ライバル達に敬意を表し、ライバル達がいるから自分達が成功できる。

あと一歩で甲子園を逃した立命館
甲子園の借りは甲子園でしか返せないと立ち上がる関学
近大や神戸も一部に戻ってきた
京大や関大、龍谷、甲南もこのままであるはずがない


2018年の関西リーグの栄冠は【悔しさ】をずっと持ち続けたチームに輝くはずだ