強い母。

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以前から気になっていた藤原ていさんの"流れる星は生きている"を読みました。
昭和20年8月、満州から女手一つで3人の子供(しかも1人は生後1か月・・・)を
連れて脱出、約1年をかけて帰国した壮絶な記録、ノンフィクションです。
あまりに過酷な運命に読んでいて苦しくなるほどでしたが、同時に母の強さ、
たくましさに心を揺さぶられました。
 
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初版は1976年。なんと私の生まれる前で、大ベストセラーとなったそうです。
手に取るのがずいぶん遅かったなと思いますが、2人の出産、育児を経験した
今だからこそわかる部分も多かったように思います。
生後1か月ということは自分自身も産後1か月。"床上げ"は過ぎていますが、
まだ重いものはなるべく持たないで・・・と言われるような時期に、上の子2人を
叱咤激励して歩かせ、時に抱え上げ、赤ちゃんのオシメを洗いながら・・・
日々食べていく方法を考え、情報収集して"いざ"と言うタイミングを見計らう。
万が一同じような状況に置かれたら・・・とてもじゃないけどできる自信はない・・・。
  
全くタイプは違いますが、ほぼ同じ時期に読んだこちらの本にも励まされました。
共通するのは"強い母"。まだまだ半人前の母は、もっとたくましくなろう!と
心に誓いました。そして平和の大切さを改めて感じました。
  
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