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(追記2)
2006年9月27日の読売新聞スポーツ欄に、プロ野球パリーグで、9月26日にソフトバンクに勝った日本ハムがパリーグ1位となり、レギュラーシーズンの最終決戦が9月27日に行なわれることになったという記事が載っていました。その記事の見出しが、
「ハム逆王手」
でした。これは前日まで首位の西武が負けて2位になり、日本ハムが首位に浮上。27日の最終戦で日本ハムが勝つか引き分けると1位が確定する状況で、日本ハムが敗れて西武が勝った場合のみ、西武のレギュラーシーズン1位が決まるという状況です。
この場合は、西武は日本ハムの負けを期待するしかないわけで、
「自力Vはない」
状況、かたや日本ハムは勝てば1位(レギュラーシーズン優勝)なので、まさに西武と立場が変わって
「逆王手」
という表現はOKでしょう。最初に書いたのは短期決戦で、先に3勝すればいい状態で、両チーム2勝を挙げて「ともに王手」の状態だったので、「逆王手」はおかしい、と書いたのですが、今回は王手をかけているのは日本ハムのみなので、逆王手という表現は適当であると思いました。 |
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2006/10/2
(追記3)
2008年10月20日の読売新聞スポーツ面に大リーグのアメリカンリーグ優勝決定シリーズでレッドソックスがレイズを4対2で破り3勝3敗のタイに追いついた記事で、見出しは、
「Rソックス逆王手」
でした。本文は、
「3勝3敗のタイに戻した」
でした。
2008/10/21
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◆ことばの話2313「残暑はいつまでザンショ?」
今年はお彼岸が近づいても、けっこう暑かったですね。で、気になったのは、9月も下旬になった時の暑さについて「残暑」と呼んでいいのか?ということです。
たとえば、「残暑見舞いハガキ」は、立秋から8月一杯(31日)までぐらいですよね。9月に入ったら、いくら暑くても「残暑見舞い」を出すのは、はばかられる。とすると、「残暑」という言葉も9月には使えないのではないか?と思ったのです。これについて、
「『残暑』自体は、お彼岸まで。」
と言うのが、「ニュース・スクランブル」のお天気担当・小谷さんと、「ゲツキン!」出演の気象予報士・米畑詩子さんの見解。
そうこうしていると、10月の3日、東京を始め全国で、最高気温が30度を超える暑さ=真夏日を記録しました。これは「残暑」なのか?もうお彼岸を、とっくに過ぎています。
もう一度、お天気の小谷さんに聞くと、
「うーん、俳句の季語で言うと『秋暑し』とか、『暖秋(だんしゅう)』と呼ぶような気候ですね。」
とのこと。
へえー、「暖秋」ですかあ。Googleの日本語のページで検索してみると(10月7日)、
「暖秋」= 516件
「秋あつし」=27件
「秋暑し」= 631件
それが分った頃には、大分涼しくなっていました。 |
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2005/10/7 |