◆ことばの話385「パラリスト」

7月25日。日本三大祭の一つ、大阪の天神祭りのクライマックス、「船渡御(ふなとぎょ)」が行われました。

これで大阪の夏も、最高潮です。

さて、そんな天神祭の日に大阪で「パラパラ」の日本選手権が行われたと、読売テレビの「あさイチ!」で紹介していました。

「パラパラ」、ご存じないですか?去年爆発的なブームだった、あのヒラヒラ踊る踊りです。今年もやってたんですね、知らなかったですが。まだブームは続いているみたいですよ。

さて、その「パラパラ」を踊る人のことを「パラリスト」と言うんだそうですと。「パネリスト」ではありませんのでお間違いなく。 なんか「パラリスト」と聞いたら、私は思わず、藤原伊織さんの「テロリストのパラソル」を思い浮かべてしまいました。



こういった「〜する人」という意味の「〜リスト」という呼称の中には、普段あまり耳にしたことのないものもありますね。

このあいだは、二代目・引田天功さんのことを「イリュージョニスト」と言ってました。(同じく、読売テレビ「あさイチ!」7月20日・6時06分)

イリュージョン=手品、

イリュージョニスト=手品をする人=手品師

ということでしょうか。「イリュージョン」(illusion)を国語辞典で引いてみると、「幻影、厳格、幻想、錯覚」という意味が載っていました。なーんだ、「手品」の種あかしを英語でしていたのか。

英和辞典を引いてみると、「だまされることが原義」とあります。ふーむ、観客のあり方をも規定している訳ですな。

「イリュージョニスト」(illusionisuto)も引いてみると、

1.幻想説信奉者

2.幻覚法を用いる芸術家

3.(正式)手品師、奇術師(conjirer)

4.錯覚に陥っている人


4つも意味がありましたが、3.の手品師・奇術師、まさにそのまま、「正しい英語」だったんですねえ。



もう一つ、「〜リスト」ではありませんが、同じような言葉で気になる表現に、

「〜ウォッチャー」

というのもあります。「テレビ・ウォッチャー」とか。仕事なのかな?「〜ウォッチャー」って。少し疑問です。

2001/7/26


◆ことばの話384「強姦」

沖縄県北谷町で起きた婦女暴行事件。

こういった事件に関して、テレビや新聞といったマスコミは、実際に行われた犯罪行為が「強姦」であったとしても、大抵は「婦女暴行」「乱暴」「暴行」といった表現を使っています。その理由の一つには被害者の女性への配慮があると思います。

そんな中、朝日新聞は、今回の事件に関して「強姦」という表現を使っています。いつから?どうして?と思い、朝日新聞の方に聞いてみました。すると、

「去年(2000年)の3月から使っている。強姦事件の態様や罪名を表す時は、強姦または婦女暴行とする。強姦の言い換えとしての"暴行""乱暴"は事件の凶悪性が隠されるおそれがあるので使わない。」

ということになったそうです。ただ、「強姦」と「婦女暴行」の使い分けの明確な基準というのはないそうです。



これまでなぜ「強姦」という言葉を使わなかったかについては、

「"強姦"の"姦"の字が常用漢字表にないために、"乱暴" "暴行"といった表現にしていた。」

ということなのですが、現在も「姦」は常用漢字表にはありません。だから、ルビをふって使うのだそうです。

たしかに参考になる考え方です。ただ、新聞という活字媒体と違って、テレビ・ラジオという音声も伴った媒体では、やはり「ゴーカン」という音の響きに抵抗感があるのも、また事実です。

今のところ、テレビやラジオで「ゴーカン」を採用しているところは、私の知る限り、まだないようです。

2001/7/26

(追記)

今朝(7月27日)の朝日新聞・朝刊の「記者は考える」というコラムで、那覇支局の桂禎次郎記者が「米兵犯罪、抜本策は兵員削減」という見出しの記事を書いています。その中で、事件に関する表現は、

「沖縄県北谷町の女性暴行事件

「暴行事件で強姦(ごうかん)罪に問われたティモシー・ウッドランド被告」

「沖縄が復帰した72年から00年までに、県警が検挙した軍関係者は4866人。うち強姦は132人で、72〜76年の年平均は約11人だったのが、96〜00年は約1人に減った。」

「・・このうち強姦は141件に上るが、集団暴行や乳児の被害、縛られた夫の面前での犯行など、平常心のままで読めない。」


というふうに「強姦」が3回出てきました。

2001/7/27

(追記2)

2003年6月25日、テレビ朝日「ニュースステーション」の、番組の最後の方のニュースフラッシュ。久米さんが「ニュース、できるだけ・・・。」というもの。その中で渡辺真理さんが読んだ横浜の婦女暴行事件のニュースで、画面に出た帯の字幕スーパーは、

「盲学校職員が強姦未遂」

というものでした。テレビのニュースで、最近「強姦」という文字を見たことがなかったので、とても印象的でした。テレビ朝日はいつから、朝日新聞に歩調を合わせて「強姦」という文字を使うようになったのか、テレビ朝日の知り合いに聞いたところ、ニュースステーションのプロデューサーに話を聞いてくれました。それによると、

「会社としてはなるべく使わないことになっているが、(今回は)あまりにもむごいということと、イメージを強く印象づけるために使った。さらに字数の問題もあってスーパーでは『強姦』を使ったが、コメント読みでは『強姦』は使わず『婦女暴行』にした」

とのことでした。「印象づける」という意図は達成されたようですね。

2003/7/3

(追記3)

またもやテレビ朝日の、今度は昼の番組「ワイドスクランブル」で、「強姦」という言葉を使っていました。「福岡の連続強姦事件」で。(8月13日)コメントでも「強姦」と言ってましたし、字幕にも出ていました。テレビ朝日は「強姦」(という言葉)、解禁のようです。

2003/8/14

(追記4)

2003年10月9日、テレビ朝日のお昼のニュースで、大きな文字で、
「連続強姦魔」
とタイトルが出ていました。「強姦」には文字の上に「ごうかん」とひらがなでルビが振ってありました。テレビ朝日は解禁ですね、「強姦」。

2003/10/9

(追記5)

2003年11月20日の神戸新聞にこんな記事が載っていました。

  女子中生に暴行 中学臨時職員を逮捕 有馬署 (神戸新聞)
有馬署は二十日、携帯電話の出会い系サイトで知り合った女子中学生に乱暴したとして女性暴行の疑いで、神戸市北区北五葉三、市立中学校臨時管理員(30)を逮捕した。調べでは、同容疑者は七月十二日、携帯電話の出会い系サイトで知り合った大阪市内の女子中学生(12)を同区内のホテルに連れこみ、十三歳未満と知りながら乱暴した疑い。女子中学生は八月二十一日に家出し、家族から保護願が出ていた。同二十五日、自宅に残された日記から同区内の同容疑者の友人宅にいるところを警察官に発見された。同容疑者は犯行を認めているという。

ここでは「強姦」という言葉は使われていませんが、ほかの新聞では「強姦」を使っていましたので神戸新聞のこの記事における「女性暴行」「乱暴」は、「強姦」の言い換えと思われます。

そして今日(2004年12月6日)の読売新聞の「今日のノート」というコラムで、塩雅晴さんという方(おそらく編集委員)が「罪の呼称」と題して、ほぼ100年ぶりに抜本的に見直された「改正刑法」の成立を、各紙が揃って報じたことを取り上げて、こう書いています。少し長いけど引用します。

「現行法一七七条の罪名をどう扱うか。各紙が条文通り強姦罪とする中で、日経のみは性的暴行罪と言い換えていた。改正法が強姦、強姦致死傷罪の法定刑を引き上げただけでなく、集団強姦、集団強姦致死傷罪を新設した関係で、どう表記しても、記事中では強姦または性的暴行の言葉が繰り返され、よけい目に付いてしまう。各紙を比べれば、日経が少数派ということになるものの、しかし、それはごく最近のことなのだ。本紙の場合も従来はほとんど、強姦を暴行、婦女暴行などと言い換えてきた。それが罪名や容疑名として強姦を使うようになったのは、ここ一年ほどのことである。刑法改正などをめぐる記事はともかく、具体的な事件では、きわめて悪質なケースに限っている。(中略)人間としての尊厳を踏みにじる犯罪の凶悪性を表現するには、強姦の方がより適切なのかもしれない。」

「強姦」ということばを読売新聞が使うようになったのは、ここ一年ほどのことなのですね。その読売新聞12月1日朝刊に、こんな記事も載っていました。
「未成年の自分の娘二人に長期間にわたって性的暴力を加えるなどしたとして、強姦罪に問われた大阪市内の無職の男(48)の判決公判が三十日、大阪地裁であった。朝山芳史裁判長は(中略)検察側の求刑(懲役十五年)を上回る懲役十八年の実刑を言い渡した。」
「求刑を上回る判決は異例だが、大阪地裁では十月、強姦と強盗などの罪に問われた男に対し、別の裁判長が、懲役十二年の求刑を超える懲役十四年の判決を言い渡している」
ということです。「今日のノート」によると、
「治安悪化で強姦事件は増加し続け、年間二千五百件にも達する。」
ということですから、読者への注意喚起と、強姦の抑止という意味でも、今後も新聞紙上で「強姦」という言葉を使う傾向は増えるのではないでしょうか。それに反比例する形で、強姦事件そのものが減っていくことを願うばかりです。

2003/12/6



◆ことばの話383「Beijing!」

もう既に皆さんご存知のように、2008年夏のオリンピックの開催地が、日本時間の7月13日にモスクワで行われたIOCの総会で、中国の北京に決まりました。

同じく立候補していた大阪市は、なんと最下位で惨敗。しかし、今回喜びの開催地に決定した北京にも"辛い過去"があったのです。あれは、そう、もう8年も前のこと・・・。

当時、初めてオリンピック開催地に立候補した北京は、オーストラリアのシドニーと、2000年夏のオリンピック開催地を争っていました。

いよいよ、開催地の発表です!IOCのサマランチ会長が、もったいをつけて出てきました。

固唾を飲んで見守る、オーストラリアと中国の国民。その表情を、確かNHKの衛星放送で、カメラが映し出していました。

サマランチ会長はおもむろに紙を取り出すと、重々しくこう、ひとこと。

「Beijing(北京)」

やったあー!!と大喜びする中国・天安門広場前に集まった人民たち。抱き合って涙する人もいました。しかし次の瞬間、その人たちの表情が、戸惑いの表情に変りました。

「○票」(票数は忘れました。)

サマランチ会長は、ニコリともせずに、北京の票数を読み上げたのです。

「へっ?」

という顔で、事態を理解できないような中国の人たちにお構いなく、サマランチ会長は、さらに読み上げを続けます。

「シドニー、△票。よって2000年オリンピック開催地は、シドニーです。」

唖然として、魂が抜けてしまったような中国人民。対するシドニー市民は狂喜乱舞!

まさに20世紀最大のどんでん返し・・・というよりドッキリカメラのような出来事でした。

あんなことがあって8年。中国(北京)の人たちは今回、きっと冷静にサマランチ会長の発表を聞いていたことでしょう。

やはり、それなりの試練を受けなければ、物事は成就しないのかも知れません。

オリンピック開催地の決定というニュースを耳にすると、いつもあの時のことを思い出します。

2001/7/25


◆ことばの話382「揺さぶる・揺すぶる2」

「平成ことば事情368」で取り上げた「揺さぶる・揺すぶる」。そもそものきっかけとなった、「あさイチ!」の辛坊解説委員から、「それは違うんじゃァないか?」と指摘を受けました。

私の文章では、「"揺さぶる"は外からの力が働いたもので、"揺すぶる"は自分から動く」という違いを指摘したのですが、辛坊さんは「どちらも、外からの力が働いても使う」という主張です。

確かに言われてみると、「揺すぶった」は外から力を加える時にも使いますね。「椅子を揺すぶった」とか。自分で座っている椅子を「揺すぶって」も、外から力を加えていることに変わりはないんだし。

それに朝日新聞の記事でも、記者は「揺さぶった」を、父親は「揺すぶった」を使っていますが、父親は子ども(赤ちゃん)の頭を「揺すぶった」のですが、自分の子どもとは言え、本人ではないという意味で「他人」ですから、ここでは「揺すぶる」が外から力を加える形になっていますよね。つい自分の子だから、自分で自発的に「揺すぶって」いるように感じてしまいましたが、これは間違いですね。



「揺さぶる」「揺すぶる」は、ともに「ぶる」が付いていますが、これは「振る」という動作がくっついた複合語でしょう。これを取った形だと、「揺すぶる」は「揺する」と言えますが、「揺さぶる」は「揺さる」とは言えません。そんな事なども考えると、もともと「揺すぶる」(揺する)という言葉があって、そのあとに派生形として「揺さぶる」が出来てきたのではないでしょうか?



ただ、辛坊さんが「揺すぶる」を使ったことに私が違和感を覚えたのは、「揺さぶる」を使う人の方が「揺すぶる」を使う人より多いような感じがしたからです。

そこで、インターネットの検索エンジンを使って、「揺さぶる」と「揺すぶる」はネット上ではどちらがよく使われているか、調べてみました。結果は以下の通り。

  (YAHOO) (GOOGLE) (インフォシーク)
「揺さぶる」 2万5600件 約2万6000件 2万9615件
「揺すぶる」 約557件 約557件 1425件

ということで、"ネット上では"圧倒的に「揺さぶる」が使われています。

20:1から50:1という、まさに圧倒的な差と言えるでしょう。ネットを使っている人は若い人が多いということを考え合わせると、「若い人は"揺さぶる"を使い、若くない人は"揺すぶる"を使うことが多い」のではないでしょうか。

そういった意味では、「揺すぶる」は「新明解国語辞典」の言うところの「老人語」にあたるのかもしれません。けど、この「老人語」って言葉、言われるとショックですよね。使うのはやめておこう。「揺すぶる」は、伝統的な言葉、ということですね。

蛇足ですが、「ゆさゆさ」という擬態語(副詞)は「揺さ揺さ」揺れるところから来ているんでしょうね。だとしたら「揺さる」という言葉もあったのかもしれません(?)。

2001/7/27

(追記)

2004年2月29日の日経新聞の川上弘美のコラム「此処彼処(ここかしこ)」の9回目「映画館のせつない思い出」の中に出てきました。
「恋人とのデートで映画に行ってきた、などと語る友人を見ると、若い頃のわたしは『ほんとにあんた、だいじょうぶなの』と揺すぶりたくなったりした。」
とあります。川上さんの言葉に関する感覚では「揺さぶる」ではなく、「揺すぶる」なのでしょうね。方言ということも考えられるかも。
また、3月3日、大阪府守口市の23歳の父親が、生後6か月の長男を強く揺さぶるなどして脳内の血管が切れる重症を負わせたとして、逮捕されました。この長男も「揺さぶられっ子症候群」だったとのことです。

2004/3/7

(追記2)

おお、ほぼ1年ぶりの追記じゃ!
2005年3月3日の毎日新聞に「揺さぶられっ子症候群」に関する記事が出ていました。それによると、車に8時間乗っていた生後3か月の乳児が「揺さぶられっ子症候群(SBS)」になったと、2月に開かれた小児医療の学術会議で報告されたということです。この乳児は嘔吐を繰り返して入院、硬膜下血腫と眼底出血を起こし10日間入院。後遺症はないそうですが。
1997年に日本で初めて「揺さぶられっ子症候群」の訳語を使い3症例を発表した、東京都立墨東病院の伊藤昌弘・小児科医長は、
「普通の車を普通に運転していれば問題ない」
と話しているそうですが、今回の事例を報告した富山県の黒部市民病院小児科・上勢敬一郎医長は、
「チャイルドシートの長時間使用は避け、1,2時間載せたら休憩してシートから出すように」
と注意を促しています。首がすわるまでの「生後6か月以下の乳児」に関しては要注意、伊藤さんの見た症例は4か月以下の乳幼児に多く、
・頭を2秒間に5〜6回揺する
・十数秒に5,6回の割合で全身を激しく揺する
・身体を左右に20分間揺さぶる
・空中に投げとめて受け止めることを繰り返す

などをしていることが多かったそうです。つまり、こういうことはしてはいけないことなのですね。伊藤さんは、
「抱いて揺らしたり、高い高いをすることは、乳幼児の発達に重要なことで、不安がってあやさないのも問題だ。首がすわるまでは扱い方に気をつけ、常識の範囲内であやしていれば大丈夫」
と話しているそうですが、常識の範囲内ってのが、なかなかよくわからないのですよねえ。ま、大丈夫とは思うけど。車に乳幼児を乗せる時には注意しましょう。

2005/3/3

(追記3)

川上弘美さんが2004年の1年間、「場所」をテーマに日経新聞に連載していたエッセイ『此処彼処』が単行本になりました。その中の「京橋」に、こんな表現がありました。
「揺すぶりたくなったりした」
川上さんは「揺さぶる」派ではなく「揺すぶる」派なのですね。なんとなく、そうじゃないかなと思っていましたよ。

2005/10/24


◆ことばの話381「加熱蒸散殺虫剤」

「平成ことば事情370安全靴」と同じく、空港で見かけた表示の話です。

機内に持ち込めないものとして、

「加熱蒸散殺虫剤」

というものが表示されていました。難しい名前ですね、漢字がずらりと並んで。

一体これは何かな?と、考えて思い浮かんだのは、スイッチを押すと、煙か霧状の殺虫剤が部屋全体に広がるタイプのもの。最近はいろんな種類のものが出ているようですから、それを機内に持ち込んでしまう人も、中には、いるのかも知れませんね。確かに、飛行中の機内で、殺虫剤の煙が拡がったら・・・たまりませんよね。イチコロです。

絶対に持ち込まないで下さいね。

で、その「加熱蒸散殺虫剤を持ち込まないように」ということが、英語でも書かれていました。外国の人が持ち込むかもしれないですからね。

その英語では「加熱蒸散殺虫剤」をどう言うか?

「PESTICIDES」

と書いてありました。難しい、長い単語ですが、真ん中で二つに分けられるような気がします。

「PEST」と「CIDES」(Iは形容詞化するための語尾変化でしょう)

おっ、「PEST」はあの、中性ヨーロッパで「黒死病」と恐れられた「ペスト」じゃないのかな?「CIDES」は、「自殺」の英語「SUICIDE」の語尾と似ているな、と思って、それぞれ英和辞典を引いてみました。すると「PEST」は、

1.a有害な(小)動物(虫)bやっかいなもの、迷惑な存在。2.悪疫、ペスト

と載っていました。また「自殺=SUICIDES」を引いてみると、

「SUICIDES=自身(SUI)の殺人(CIDE)」

と語源を示していました。ついでに「CIDE」も引いてみました。

「−CIDE=接尾語。"〜を殺す人""〜を殺すこと""〜を殺す薬剤"の意の名詞を作る」

とありました。やーはーりー!そうだったか。

つまり「PESTICIDES」は、「有害な虫を殺す薬剤」という意味の複合語だった訳です。あの「ペスト」は、ネズミがペスト菌を媒介したと言われてますが、「ペスト」という言葉自体に「有害な動物・虫」という意味があったのですね。また、「自殺=SUICIDE」の「−CIDE」の意味はわかりましたが、その前の「SUI」は、自分自身ということだったのですね。スペイン語で「あなたの」の意味の言葉「SU」と似ていますね。自分があなたであなたが自分。鏡に映っているようですね。最後のはちょっと蛇足でした。

2001/7/25

Copyright (C) YOMIURI TELECASTING CORPORATION. All rights reserved