ヘッダー Space『「昭和」を点検する』
(保阪正康+半藤一利、
講談社現代新書:2008、7、20)
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昭和史研究の第一人者二人の2007年9月9日に行われた公開対談の内容に、2007年2月28日の対談を加えてまとめたもの。9月9日の対談は、「なぜ無謀な戦争に突入していったのか」を、講談社側が5つのキーワードを提示し、それに沿って炙り出していくという手法。どのキーワードからも最終目的地は同じだが、その途中の経路は、少し違う。
5つのキーワードとは、「世界の大勢」「この際だから」「ウチはウチ」「それはおまえの仕事だろう」「しかたなかった」の5つ。(あれ?よく会社で聞くようなフレーズ・・・・) このうち「この際だから」は、拙著『スープのさめない距離』(小学館)でも、関東大震災のあとの流行語として取り上げたが、第2次大戦の日本の中枢部でも使われていたとは思わなかった。そして、こういった敗戦への道筋は、今後の国のあり方を考える上での参考だけでなく、企業経営を考える上での危機管理として参考になるのではないかと感じた。つまり予算と成果のバランスという意味で。

★★★★★

(2008、8、16読了)
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