表紙の装丁は今をときめく（？そうなの？）佐藤可士和。すんごく少女趣味でカラフルな表紙になっている。悪くないのだが、派手です。タイトルの「中年」との乖離が、酒井順子のポジションを表していて、その意味ではピッタリの表紙である。
内容は、「週刊現代」の連載「その人、独身？」をまとめたもの。もうこれで3冊目なんだそうだ。長寿コラムだなあ。私もたまに読んではいるが。2冊目のものを出した時は「30代」だった著者も、今回3冊目を出す際には「40代」に突入。負け犬世代も40代かあ・・・。それでタイトルは「いつから、中年？」ですかね。
気軽に読める一冊だが、表紙が乙女チックなので、中年のおっさん（私です）が電車の中で読むには、ちょっと勇気がいるかも。ちなみに著者とほぼ同世代のうちの妻にチラッと読みきかせると、
「こういのが『面白い』という感覚が、わからない」
と切って捨てましたが・・・。 |
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