ヘッダー Space『探偵!ナイトスクープ〜
アホの遺伝子 龍の巻』
(松本 修、ポプラ文庫:2008、6、5)
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こんな本がもう3年も前に出ていたなんて!しかも今回文庫本になっていたなんて!知らなかった!松本さん、教えてくださいよ!
あの「探偵!ナイトスクープ」の誕生秘話から、立ち上げからしばらくの時期の制作の裏話など満載!発言に文字スーパーをかぶせるやり方は「ナイトスクープ」が始めたとか、番組開始当時は「スタイリスト」という言葉はなくて「ファッション・コーディネーター」と言っていたとか、テレビの歴史を知る資料としても興味深い。
しかも後半には、わが「ミヤネ屋」の構成作家のMさんも登場!Mさんは、「ナイトスクープ」もやってはったんや!今度、話、聞こうっと!
松本さんの文章は、ちょっと勿体をつけている部分とか、大げさな表現もあるが、それが面白い。独特の味になっている。文章を読むと「ナイトスクープ」の番組の「造り」に通じるところがあることに、誰もが気づくだろう。大上段に振りかぶって、しょうもないことも大真面目にやる、そこに「笑い」が起きるのである・・・なんて、理屈っぽいところが松本さんらしい感じがする。と言っても松本さん自体のことをよく知っているというわけではない。2度ほど会ったことがあるだけであるが。
でも・・・本当言うと、最近あまり「ナイトスクープ」見てないんですよね。ダメだね、それじゃ。何となく「ちょっと違うかな」とこちらの気持ちが離れてしまったというか・・・。またみてみたいと思います!と言っても他局ですが。ちなみに「虎の巻」という後編もあるので、今読んでいます。

★★★★★

(2008、7、6読了)
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