ヘッダー Space『「バカ上司」その傾向と対策』
(古川裕倫、集英社新書:2008、3、19)
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「傾向と対策」というタイトルを見ただけで受験生時代が思い出される世代がターゲットなのではないだろうか。
で、つい買ってしまった。
大変読みやすいが、要は、読んでいるうちにちょっとストレスが解消されると言うか、
そういうことなんじゃないのかなあ。
本を読むと、
「上司は3つのカテゴリーに分けられる。『イヤな上司』と『ダメ上司』、そして『バカ上司』の3つ。
このうち前2者は我慢できるが、『バカ上司』に当たったらたまらない」
というような事が書かれている。いや、そういった上司に当たるとたまらないのはわかるけど、
心配なのは、 「自分がそういったバカ上司になっていないかどうか」
ということでもありますな。あと、赤線を引いた部分は、
「権力主義者は、自分の上司のことに関しては先を読む努力を怠らないのですが、部下や客先のことに関しては、その種の努力をしようともしないのです。」
ああ、なるほど・・・って、アカンやん、それ!
それにしても、最近私は本に書店でかけてくれる紙のカバーを掛けずに読むのだが、このタイトルを外に堂々と出したまま会社内でこの本を読むのは、ちょっと勇気がいる。本当にそういう武器に使うのならそれはそれでいいのだが、そういうつもりがない人は、会社内では読まないか、カバーをつけて読むことをお勧めするっす。


★★★

(2008、5、10読了)

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